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Webライターラボにて『三行で撃つ』の読書会をしました!
今日は所属するライターコミュニティ、Webライターラボで読書会を開きました!
課題図書は、近藤康太郎先生の『三行で撃つ』
最大35人が参加した。
編集者のLilyさんまで参加してくれるミラクルな会に感謝。
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本を読んだ感想や感動ポイントをシェアすると、本がより特別な一冊に変わります。
アウトプット前提だと、
どこを選ぶか?
感動した部分をどのように説明するか?
なぜ感動したのか?
自分のエピソードとどこがリンクしたのか?
と、思考が深まります。
生き方の一致率100%の人は、この世に1人としていません。なので、多様な考えを聞ける読書会は、自分の視点を増やす貴重な場所だと思っています。
私は最後のあとがきを読めずにいたので、読書会の直前に読みました。
すると、こんな文書が目に止まります。
ただ、書けなくなったときに、どうするか、いまもだいたい同じだ。
歩くこと。見ること。なんでもいい。小さなことでいい。なにか書いてみる。生きてみることだ。
この文章を読んだとき、胸からモヤモヤしたものが飛び出し、視界がゆっくりと下部分からぼやけた。
弾けるように水滴が落ち、泣いていることに気づいた。
時間は、午前9時40分。
10時から読書会が始まるのに、過去の出来事にリンクして涙が止まらなかった。
ライターを始めて1年半。
これまで2回、書けなくなった。
1回目は2023年4月。
自分の実力からみたら、明らかに高すぎる案件を3つ受注した。その結果、実力との乖離に撃沈。
本心を言えば、自分はもっと書けると過信していたのだ。しかし、歯が立たなくて返された赤字に勝手に傷ついた。
ショックで泣いた。そして、食らいつく。脳を限界まで働かせて、直して再提出した。
ディレクターさんはみなさん優秀で、私への期待や配慮もしてくれたのに。
ハードルを上げて、自爆したのは自分だった。
2回目は2024年3月。
稼ぐことに重きを置いて、来る日も来る日も記事を書いた。睡眠を削り、家族との時間を無くし、余暇の時間も極力減らした。
それでも、手元に入ってきた金額は、目標の3分の1。
これ以上は削れるものはない。
今までしがみついてきた、ライターの世界にこのまま残るのか。
選択を迫られていた。
そして、どうやって書けばいいか分からなくなった。パソコンに向かっても手が動かない。
時間ばかりが過ぎて、焦りが募るばかり。
それでも、noteだけは書いていた。
これを書けなくなったら、本当の本当に終わり。書く人の人生に、かろうじて指だけ引っかかっているような極限状態だった。
書けないなりに断捨離したり、掃除したり、手紙を書いたり、人に会ったり。
そうやって少しずつ書く暮らしを続けてきた。
そして、いつの間にか書ける力が戻ってきたのだ。
そんな過去の自分を全肯定してくれて、気持ちが慰められたのだ。今思えば、癒しの涙だったのだろう。なんとか涙が引っ込んだところで、Zoomに入室。
読書会が始まる直前、編集者のLilyさんの顔を見たら勝手に涙が湧き出てしまった。
この本を企画してくれてありがとう。
近藤先生という巨人に、執筆を託してくれてありがとう。
そんな気持ちだった。
そして、こんなシンクロニシティもあった。
書くことは、表現すること
そう書かれていたこと。
最近の私は、ライターと積極的に名乗らなくなった。
ライティングができる人
そう自称していたけど、本当は「表現者」であると自負していた。
それが、この本で肯定された。
ああ、やっぱりそうなんだ。
これでいいんだ。
確信を得たような、中心軸が定まったような瞬間だった。
『三行で撃つ』は厳しくて、生ぬるい自分に盛大にダメ出しをしてくる。
一方で、近藤先生のたどった道を余すことなく、親切に示してくれる。
そして、生き方を問うてくれて、背中をそっと押してくれる。
編集Lilyさんもおっしゃってたけど、「真剣な人には懐の広い本だ」と。本当にその通りだ。
この本をまだ1回しか読んでないことに感謝しかない。2度、3度と読み進めたときに、どんな発見があるのか。
そして、今よりももっと深い世界から、この世界を見渡せているだろうか。
希望を込めて、未来の自分に託していこうと決めた。
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