見出し画像

Webライターラボにて『三行で撃つ』の読書会をしました!

今日は所属するライターコミュニティ、Webライターラボで読書会を開きました!

課題図書は、近藤康太郎先生の『三行で撃つ』
最大35人が参加した。

編集者のLilyさんまで参加してくれるミラクルな会に感謝。

参加者のみなさん
この日のために、本を購入された方が続出

本を読んだ感想や感動ポイントをシェアすると、本がより特別な一冊に変わります。

アウトプット前提だと、

  • どこを選ぶか?

  • 感動した部分をどのように説明するか?

  • なぜ感動したのか?

  • 自分のエピソードとどこがリンクしたのか?

と、思考が深まります。

生き方の一致率100%の人は、この世に1人としていません。なので、多様な考えを聞ける読書会は、自分の視点を増やす貴重な場所だと思っています。

私は最後のあとがきを読めずにいたので、読書会の直前に読みました。

すると、こんな文書が目に止まります。

ただ、書けなくなったときに、どうするか、いまもだいたい同じだ。
歩くこと。見ること。なんでもいい。小さなことでいい。なにか書いてみる。生きてみることだ。

『三行で撃つ』P314より抜粋

この文章を読んだとき、胸からモヤモヤしたものが飛び出し、視界がゆっくりと下部分からぼやけた。

弾けるように水滴が落ち、泣いていることに気づいた。

時間は、午前9時40分。

10時から読書会が始まるのに、過去の出来事にリンクして涙が止まらなかった。


ライターを始めて1年半。

これまで2回、書けなくなった。

1回目は2023年4月。

自分の実力からみたら、明らかに高すぎる案件を3つ受注した。その結果、実力との乖離に撃沈。

本心を言えば、自分はもっと書けると過信していたのだ。しかし、歯が立たなくて返された赤字に勝手に傷ついた。

ショックで泣いた。そして、食らいつく。脳を限界まで働かせて、直して再提出した。

ディレクターさんはみなさん優秀で、私への期待や配慮もしてくれたのに。

ハードルを上げて、自爆したのは自分だった。

2回目は2024年3月。

稼ぐことに重きを置いて、来る日も来る日も記事を書いた。睡眠を削り、家族との時間を無くし、余暇の時間も極力減らした。

それでも、手元に入ってきた金額は、目標の3分の1。

これ以上は削れるものはない。

今までしがみついてきた、ライターの世界にこのまま残るのか。

選択を迫られていた。

そして、どうやって書けばいいか分からなくなった。パソコンに向かっても手が動かない。

時間ばかりが過ぎて、焦りが募るばかり。

それでも、noteだけは書いていた。

これを書けなくなったら、本当の本当に終わり。書く人の人生に、かろうじて指だけ引っかかっているような極限状態だった。

書けないなりに断捨離したり、掃除したり、手紙を書いたり、人に会ったり。

そうやって少しずつ書く暮らしを続けてきた。
そして、いつの間にか書ける力が戻ってきたのだ。

そんな過去の自分を全肯定してくれて、気持ちが慰められたのだ。今思えば、癒しの涙だったのだろう。なんとか涙が引っ込んだところで、Zoomに入室。

読書会が始まる直前、編集者のLilyさんの顔を見たら勝手に涙が湧き出てしまった。

この本を企画してくれてありがとう。
近藤先生という巨人に、執筆を託してくれてありがとう。

そんな気持ちだった。

そして、こんなシンクロニシティもあった。

書くことは、表現すること

そう書かれていたこと。

最近の私は、ライターと積極的に名乗らなくなった。

ライティングができる人

そう自称していたけど、本当は「表現者」であると自負していた。

それが、この本で肯定された。

ああ、やっぱりそうなんだ。
これでいいんだ。

確信を得たような、中心軸が定まったような瞬間だった。

『三行で撃つ』は厳しくて、生ぬるい自分に盛大にダメ出しをしてくる。

一方で、近藤先生のたどった道を余すことなく、親切に示してくれる。

そして、生き方を問うてくれて、背中をそっと押してくれる。

編集Lilyさんもおっしゃってたけど、「真剣な人には懐の広い本だ」と。本当にその通りだ。

この本をまだ1回しか読んでないことに感謝しかない。2度、3度と読み進めたときに、どんな発見があるのか。

そして、今よりももっと深い世界から、この世界を見渡せているだろうか。

希望を込めて、未来の自分に託していこうと決めた。

noteを継続して発信するため、サポートいただけると嬉しいです!いただいたサポートは、自分の気づきや発見をするための活動に使わせていただきます!