『ワークスの鬼拾い』

世間は日曜

でも、しかし
在宅医療や訪問看護には
休みがない

年中無休
365日
24時間
誰かが、コールを取り
連絡網に上げて、それを
拾う
その繰り返しだ

ほぼ全員がスマホを持ちながら
連携しながら
看護師同士が
エリアを超えて、
ドクターとも連携して

車で、走り廻る
点滴セットに尿道カテーテルや
ペパロックや採血など

スマホの着信音は
電話とラインとメールで
異なる
止まらないよ

止まらないぜ
システムを組むのは簡単

『現場を舐めてるのか、
やつてみろよ』

ある看護師のひと言で
日曜も同行させてもらつてる

ワークスの鬼拾い

やらねばならない
こなさねばいけない事項が
ズラズラ、ドンドン上がってくる
誰かが拾って、片付けて
処理していかねばならない
でも、右手と左手しかない
どこでもドアはない
ドクター出動も限定されている
病院さんもいつでも
どんな患者さんでも受入れてくれる
訳ではない
トリアージも必要

老人施設さんや別組織の訪看さんや
個人宅さんなど
コールは集中して止まらない場合は
誰か、どう取って、動くのかは
ネット上だけでは把握できない

『ワークスの鬼拾い』

訪問看護師のペイは
ほかの病院勤務よりは
よしという事はそれだけ
キツくて何かがあるからだ

わかつてますよ
数字や理論だけでは世の中は
廻らない

コンビニやスタバや
タリーズさんのバイトさんの
働きぶりも昼は見てます
首よこのタトゥーが
チラ見した若い女性が
必死にバイト上司から
仕事を教わっている

普通のひとが
普通の仕事して
頑張つても生活する事さえ
しんどい世の中ですよね

訪看はど素人の集まりではない
病院の勤務経験者ばかりでも
キツいですよね
癌末期のクランケや
寝たきり高齢者
いろんな患者さんの
声に耳を傾けて

時には
ケアマネジャーと連携して
地域連携とも連絡して

本日も
走り廻っておりますよお

頑張りましよ
全国の医療看護介護リハ職や
事務職さん


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