『22歳の別れ』

久しぶりに曲を偶然に
患者さんと聴いて、ジーンと
きました

かぐや姫
いいや
伊勢正三かもしれません

名曲というか
心に残るフォークです
この当時はあまり
楽しくなくて

親が嫌いで
職業選択の自由が
子供でもあるというと

口応えするな
お前、アカだと
お前はアカだと

よく殴られて
口のなかで血の匂いがした
血のニオイですよ
塊が出来て息ができない
勉強するとお腹を蹴られる

もう、何度後悔したことか

進学しないで
飲食店か、警察官
または刑務官

住み込みで
新聞配達しようと
真剣に考えてました

担任が
   
地区から離れた
喫茶店に連れていつて
くれて
学年の生活指導のセンセが
担任がですよ
日教組かなあ
統一労組かもしれない
世界という月刊誌を、
よく持つてた

お前の本音はなんだ
ただ、ただ、

父親が大嫌いで
それだけで
意味なく機嫌わるいと
お腹を蹴られて
殴られました
反撃しようと  
何度か、思ってはいけない
事まで考えてしまいました
一歩間違えれば刑務所でした

本音は

検察官になりたいと

担任は、お前は
理系なんだから

医者がいいと
カネがなくとも

防衛医大も
自治医科大学もある
私学でも奨学金も
特等性なら授業料無料

暴力に対抗して
人生を捨てるな
親の言いなりか、
子供の役目ではない
しつかり自分の
やりたい事を探すのが
高校生なんだよ
何をしても生きられる
でも犯罪と自死と
無駄な時間は使うな


ひとのせいにするなら
親だつて捨てればいい
離れるためには
作戦を考えたほうがいい
お前の親は、お前は
子供だとは、思ってはいない
悲しいけれど、そう思う
だからこそ、自分の道をゆけ


愚かな父親のために
一生を棒に振るな
人生を捨てるな
涙ながらに説得された
わたしも泣けました
教育者
担任に恵まれました

その担任も
いまはもういません


22才の別れ

忘れられない曲です

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