真夏の内科バイト

5時起きで身支度をして、シャワーを浴びて
蝉が泣き響くなかを自転車で駅まで向かい
電車を乗り継いで地方に向かった
昨日は小田急線で通り魔事件がおきて
広島では宰相が挨拶文を読み飛ばしたり
いろんな事が起きた
猛暑のせいだけでなく感染症も収まる気配が
ないが予防接種よりも治療薬に活路を見いだして欲しい
年内に初期からつかえる内服治療薬の
保険適応の申請なのだから先が見えない
感染者激増しても政府はのんびりしているのかわざと予防接種に向かわせたいのか
危機感はまるでなしのまま東京五輪はなんとか終わりそうだ
経済はそうはいかない
飲食店や旅行関連は悲鳴を通りこして
いる
SF映画のせかいをつくりだしてるのは
皮肉なことに日本政府なのだ
内科外来は土曜なので暇かと思ったら
アテが外れて外来ナースさんや
医療事務さんとてんてこ舞い
昼休憩もままならず午後からは
訪問診療
クリニックは外来診療だけではもはや維持でこない
在宅医療のドライバーは看護師
ふたりで薬局とも、連携しながら
午後だけで10件の個人と施設も廻る
途中コンビニでナースさんの分まで
飲料水を買い込み、いざ出陣

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