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他人を見下してしまう瞬間

自分が何とか努力して出来るようになった事を、出来ない人がいた時。
この時二つの感情が沸いてくる。

一つは、「どうしてこんな事もできないんだろう。」

もう一つは、「昔のできない自分を見ているようで嫌だ。今まで否定されてきた自分が目の前にいる。」

この二つは違うようで似てる感情なのかもしれない。自分が昔出来なかった事が出来ない人を見たら、優しくあるべきだと思う。でも実際は憎んでしまったり、見下してしまったりして、それで自己嫌悪に陥ったりする。というかそんな感情表に出してはいけないという自覚もあるので、押し殺していたりもする。

コンプレックスというものだろう。できない自分に対する恨み、憎しみ。「自分は出来るように努力したのに、何故」という勝手な押し付け。

他人を見下してしまうのは醜い感情なのだろうか。残念ながら自分にはそのような感情が存在してる事は否定できない。そんな自分は嫌だと思っていても。

逃避、なのかもしれない。これまでに自分が向き合いきれなかった自分がきっと表にあらわれてしまっている。

それは隠そうとしてもボロが出てきてしまう。表立って言葉にするべきでは無かったとしても、何らかの形で出てくる。

良い大人になった今でも若い頃からあった葛藤は続いていく。

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