余命宣告を受けた君へ

余命宣告を受けた君へ
手紙を書こうと思ったけど
言葉が全然出てこなくて
いつもなら詩が思い浮かんだり
スラスラとレポートは書けるのに
君のことになると息を呑むことしか出来ません。

君は頑張って闘ってたんだね
気付くのが遅くなってごめんね
君は一生懸命生きてきたんだね
私と一緒だね、一緒なのにさ、、、

後輩に「貴方の人生まだ長いんだから、
思いっきり“自分の人生”を
歩んでくださいね。」なんて
言われたくなかったよ
辛いよ、辛い

余命宣告を受けた君へ
手紙を書こうとしたけど
言葉が思い通りに動きません
いつもなら私の思いを伝えられるのに
君にだけは綺麗事を言いたく無いし
言葉が詰まって涙が出てくるだけなのです。

君は命をかけて闘ってたんだね
もっと早くに分かっていれば、、、
君は命懸けで死のうとしてたんだね
同じだね、私と一緒

後輩に「僕も、最後の最後まで、
“自分の人生”を歩み続けますから。」
なんて言われたくなかったよ
苦しいよ、苦しい

でも、君は君らしく
君の道を君の信念を最後まで貫いてね
少年Aの生き様は私がちゃんと見届けるから
そして私の中で生き続けるから

そして、生き続けてください。最後の最後まで。
それが君だから。私からのお願いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?