春の匂いを感じた日

今日は風のなかに少しだけ春の匂いを感じた日でした。

毎年必ずこういう日があります。考えてみれば、春だけではなくて夏も秋も冬も。

その年初めて春を感じた日、冬の間に息を潜めていた生きものたちがうごめきだすようなイメージを頭に浮かべます。
虫やカエルやヘビ、花々のつぼみ、木々や草も準備運動を始めるような。
僕が住む地域は寒いといってもせいぜいマイナス2,3℃くらいなので、もっと寒い地域に住んでいたらその感覚はより強いのかもしれません。

同時に、なんとなく自分自身もソワソワするような気分を味わいます。
日本では春真っ盛りの4月に進学や進級や就職など、環境が変わって新しいことが始まることが多いですが、それとは別の、なんだか本能的な部分が震えるような感覚。ありませんか？もしかしたら、新年度の環境変化を前にした勘違いかもしれません。
でも、（他の人にもある感覚だと信じつつ）人間も生きものということだよなぁ…うん。なんて毎年勝手に思い込みながらこの時期をソワソワしながら過ごしています。

気付けばもう2月。あっという間に季節は進んでいくのでしょうね。