「ほいくえのわ」にかける思いと私が保育士に伝えたいこと

保育業界歴13年目。経営側と現場の間に位置する仕事に多く関わって来ました。

その中で私なりに見つけた答えは、お金儲けも大事。保育の現場も大事。結局この両輪が正しく回らないと、安定した保育園経営・運営はできないと言うものです。


立場上多くの保育士の採用にも関わり、保育士の悩みも聞いてきました。そこで感じたことは、真面目に保育に向き合っている人が多いのに、保育園または会社がその思いに報いる体制にないところも多いと言うこと。これは悪意はなくまだ発展途上のためにそのような状態になっていることが殆どでした(中には潰れてしまえ!と思うブラック保育園もありましたが)。

一方経営者の悩みや思いもたくさん聞いてきました。特にお付き合いさせていただいている事業者様は、小さな法人(保育園を1園または2~3園運営している)が多いので、一番の苦労は人材確保と育成でした。でもこういう事業者様は、本当に保育に対して真剣に向き合ているところが多いです。

こういった両面を見てきて感じたことは「非常にもったいない」ということでした。熱意のある保育士さんは多く存在しているのに、その力を発揮できる保育園に出会えていない。よい保育園を作りたいと思っている事業者様はたくさんいるのに良い人に出会えていない。

ならば、その2者が出会える場を作ればよいのではないか?その発想から生まれたのが「ほいくえのわ」です。

「ほいくえのわ」に参加いただける事業者様は、営業をして取材をして探しています。一方一般の参加者(保育従事者)は、知り合いを辿ったり学校へ営業をしたりSNS(主にTwitter)で知り合った方などをお誘いしています。

そんな思いから行っている「ほいくえのわ」ですが、次回開催が5月27日(土)に決まりました。ぜひご参加ください。

最後にTwitterで活動している保育士さんにひとこと。
すごく皆さん熱意があり真摯に保育に向き合っている方が多いです。Twitterで知り合った人同士がスペースなどを使ってさらに学びを深めている様子を多く見かけており、とても勉強熱心だなと感心させられます。

しかしあえて1つ言いたいことが。
その自身の保育への情熱を今の職場で発揮できていますか?
もし発揮できていないのであれば、それは非常にもったいないことだと思います。
自分の力が発揮できる理想の保育園はなかなか見つからないかもしれませんが、必ずどこかに存在しています。
慌てて転職する必要はありませんが、自身の保育を深めていくとともに、自分の活躍の場も探してみてはどうでしょうか?

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