経験泥棒をしてはいけない

先週朝のカフェの時間に気に入った記事です。
人間は経験から学び成長するというもので、失敗することも成長するための大事な要素であるとまとめられていました。

親としては失敗させないために、指示を出してしまうのですがこれが指示待ちの人間に育ててしまうのだそうです。

子供の自主性に任せるというのは非常に忍耐のいることだと思います。短期的に見ればなかなか結果の出ないことが続くかもしれませんし、親としては焦ってしまうでしょう。
焦らずじっと待つことが大事であるということを理解してはいてもそれを実行できる人はあまりいないと思います。

これが会社となるとさらに難しいでしょう。会社においては結果が重要視されますので成長するのをじっと待てる指導者というのはかなり少ないと思います。また、指導した結果が出るのには時間がかかります。優秀な指導員がいたとしても指導を受けた人が成長して結果を出すのはおそらくその指導者が異動してしまった後だと思いますのであまり指導することに対してモチベーションが働かないでしょう。

その為、結果を出すのと同じくらい指導能力というのも評価すべきです。ここで大事なのは指導の成果が出るのは時間がかかるので、指導員の情報などを人事情報として管理して、将来必ず評価してあげるという体制にすることが重要です。

現代において指導力というのは結果(販売成績、生産能力、改善)を出すことに比べてあまり評価されていないと感じます。
しっかり評価されるようになれば指導に対しても意識が変わるともいます。優れた指導者を目指す人が増えれば優れた人材も増えますのでとても良いことだと思います。そのような組織を目指します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?