慣れることの良さ、悪さ

昨日は東京ドームで行われたBUMP OF CHICKENのLIVEに行ってきました。初めてLIVEに行ったのは2012年4月のGOLD GLIDER TOURでしたので初LIVEから7年半となり今回で12回目のLIVEでした。

初めてLIVEに行ったときは1曲1曲が初めての体験で、iPodで聞いてた曲が生で聞ける喜びを感じていました。初めて天体観測を生で聞いたときは嬉しくて飛び跳ねて楽しんでました。その後回を重ねる毎に、何回も聞く曲も増えてきて最初の頃に感じていた感動とかワクワク感というのが最近は半減していました。最近はアンコールの曲とか、演出とかに楽しみを感じていました。

昨日のLIVEも始まる前はあまりワクワク感はありませんでした。LIVEが始まれば肩を揺らして曲を楽しんでいましたが、周りにいる人達の楽しそうな顔を見て、自分は贅沢にもLIVEが非日常になっておらず慣れてしまってきてるのだなと感じてしましました。

慣れといったら贅沢ですが、どんなに大好きで最高級の音楽であっても聴きなれてしまえばそれが当たり前になってしまいます。非日常であるから贅沢であって、幸せだと感じるのだと思います。音楽に限ったことではなく、すべての事がそう言えると思います。
初めての環境に慣れずに感じた情けなさ、恥ずかしさ、悔しさというのも慣れてないから感じられる物であっていずれ慣れて日常になってしまえは感じなくなります。プラス、マイナスいずれの感じ方であってもそれは今しか味わえない物です。

慣れというのは良い結果を及ぼす反面(辛いことも慣れれば辛くなくなるといった慣れから成長する点)、感受性においてはマイナスの影響を与える力があると実感したLIVEでした。
また、ネガティブな感覚であってもそれは今しか味わえない希少なものであると再認識できたLIVEでした。

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