大学

最近、上司への不満が増えてきて他者を尊敬できなくなってきたので、心のバランスを保つために大学を読みました。

普段朝早くに最寄駅に着いて、スケジュールの見直しとかをしてるので、その時間を使って読みました。

大学は四書五経の1つで儒教の読み物です。四書の中の1つになります。書かれてる事は凄くシンプルで日本人らしさの根源になる考えです。徳を大事にして、己の身を慎みなさいというのが基本となる考えです。そして他者を尊敬して否定するなというのが書かれてます。
以前にも読みましたが、それからしばらく時間が経っていました。

君子は必ずその独りを慎むなり
(君子は人目のないところでも、必ず自分の心を正し、行いを慎む)

この文を読んだ時に、今の自分は慎独できていないと反省しました。
多忙の中に身を置くと、心に余裕が無くなって自分と考えの異とする人を否定してしまい、悪口とかを同僚とかに話してしまいます。

そんな時に一呼吸置いて、他者を尊敬してあげる心の余裕を持てる人間になりたいと思いました。

道理に沿わない人に対しても尊敬しなければいけないという訳ではありません。

不善を見るも退くるを能わず、退くるを遠ざくる能わざるは、過ちなり。
(善くない人物を認めながらそれを官位から退けることが出来ず、退けたとしても遠ざけて関係を絶ちきる事ができないというのは、君主としての過失である。)

という文があります。改心できない人に対しては毅然とした態度で除外しなければなりません。

異とする人を直感で嫌うのではなく、先ずは尊敬する。それでも道に沿わない人であって改心しないのであれば遠ざけなければなりませんという事だと理解しました。

まだまだ未熟で成長の余地が大いにあると気付かされました。

忙しい時は一呼吸置いて、心に余裕を持ちます。




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