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センター試験倫理2020を解いてみた

おおよそは代ゼミ、駿台の指摘どおり。フォロー様の影響で私の専門外にも関わらず2019年から解き始めた。

2019年は30点台であったが、2020年は57点。倫理が得意でないおじさんでも50点以上取れたのはなかなか感慨深い。

これには下記の通り理由がある。

1.大問3が日本史Bの知識で解ける、ただし日本史Bにしては難問の部類ではあるが。(日本史Bで仮に出題されたら受験生阿鼻叫喚……)

2.教科書の暗記ではなく、一般常識で解ける問題が昨年比で有意に全般的に増加したこと(このことは私の専門分野である政治経済にも言えるが)

しかし、個人的にもう一つ付記したいこととして、今まで高校で学習する倫理学(の皮をかぶった西洋哲学史)は以下書物(※)の範囲を超えることは無いというのが私の持論であったが、掲載されていないホネット、ノージックなる思想家がついに出題されたというのがびっくり仰天である。哲学に目覚めた高校生はいったいどの書物(チャートとΣは教科書の範囲だけなので個人的には却下)を使えば良いのだろうか……。もちろん山川出版社から「詳説・倫理研究(仮称)」が出版されたらこの限りではないが、2020年今もって地理と倫理には詳説研究がない。(現代社会もないけど政治経済でほぼ代用出来るので不問。)

※ 国立国会図書館より引用 少なくとも2005年には絶版

哲学概論 岩崎 武雄/編著,山本 信/編著 北樹出版
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I012501817-00

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