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J1リーグ第4節 セレッソ大阪VSサガン鳥栖 マッチレビュー

こんにちは。おかです。
試合の日は暖かく、いや暑いぐらいでしたね。私はゴール裏で暑さと花粉でめちゃくちゃしんどかったです・・・花粉で微熱出るぐらい重い花粉症なので試合終わりは今年1番体調が悪くなりました。
今回で2回目となるマッチレビューです。前回の浦和戦のマッチレビューは私が思った何倍も反響があり、とても驚きました。ありがとうございます。その中でも、「地元のファジアーノとセレッソのプレーオフを経験して、翌年にセレサポになるのは変態だ!!!」がコメントの中で一番好きですね。
今回のマッチレビューは「生もの」と誰かが言ってたので、急いで書きました。あまり自信がありませんが、最後まで読んでいただけると幸いです。
さて、今節の振り返りをしていきましょう。

※事象をピックアップして書いているため、記載できていない内容は多々あります。

第4節のセレッソ

スタメン

セレッソは前節から陸、香川、加藤がスタメンに入りました。

ビルドアップ

今節のセレッソは相手の守備組織とセレッソのビルドアップがうまくハマり前進しやすい展開となりました。
鳥栖は前線からの守備の際に3-4-3で守っていました。セレッソの鳥海・ヨニッチ・陸に対して鳥栖は本田・富樫・菊池の3枚でプレスをかけました。それに対してのセレッソ、富樫が徳真のコースを切りながらプレスをかけてくるため、なかなか徳真に対してパスが出せませんでした。
ここで回避方法は2つ
1つ目はいつも通りのジンヒョンで回避ルート。

これに関しては何も言わなくていいですね。鳥栖の選手がジンヒョンにプレスをかければかけるほど誰かがフリーになる。今日もそこをうまく使っていました。
2つ目はIH(インサイドハーフ)の香川・奥埜ルート。

CBがボールを保持している場合

徳真へのパスコースを富樫が消しているとはいえ、セレッソの中盤3枚に対して鳥栖はボランチ2枚で対応しなければならない場面が多かったです。更に鳥栖のFW陣とボランチのスペースが広く、セレッソの香川・奥埜に食いつけば徳真か香川・奥埜のどちらかが空く、一気に相手FW3枚のディフェンスを剥がすことがありました。鳥栖のボランチもどこまでついて行けば良いかが不明な部分もあり、なかなかセレッソ陣内でボールを奪取する機会を得ることが出来なかった印象です。
鳥栖のFW3枚は鳥海・ヨニッチ・陸には制限をかけていましたが、山中に対してWBの岩崎が対応することになっていました。しかしながら、岩崎から山中への距離が遠いため山中がフリーでボールを持つ機会がありました。そうなれば上記で挙げた、徳真や香川にボールを預けるとFW陣のディフェンスを無力化するケースがしばしばありました。

押し込んだ時の攻撃

セレッソの主なチャンスはビルドアップで剥がして、一気にチャンスが訪れる場面がありましたが、鳥栖の守備陣形が整った際の攻撃には苦戦を強いられている瞬間がありました。

守備時5-3-2

鳥栖の守備5-3-2の攻略法の1つは中盤の3枚の脇を使うことが重要とされています。そのスペースを使うことで最終ラインの選手を食いつかせる→空いたスペースに飛び込むという攻略法があります。その攻略が見えた前半30分

前半30分

サイドに張った徳真に対して、鳥栖のDFは食いつく。鳥栖の最終ラインは奥埜・加藤・為田が気になってスライド出来ない。空いたスペースに飛び込む香川、陸からのパス受けた香川はその後フリーとなった徳真にパスを出しクロス→奥埜のヘディングが惜しくも外れたが、陸・香川・徳真の綺麗なトライアングルと5-3-2の崩しとしては完璧な形となりました。

守備と鳥栖の縦の速さ

セレッソの守備は基本的にコースを限定する形を取っていました。

鳥栖はキーパー含め後ろ4枚で前進する形だったので、セレッソとしてはボールを刈り取ること難しいです。そこでセレッソは最終ラインのどこにボールがあっても絶対にボランチにはパスは通させないようにコースを切る守備を加藤・香川、後半からはレオセアラ・上門が行っていました。それに対しての鳥栖はサイドから組み立てたり、ロングパスで回避したりする場面が多い印象でした。ロングパスに関しては特にセレッソのSB裏です。しかし、陸・山中の対応はよく、仮に通ってもCB含め完璧な対応だったと思います。縦に速く攻めてくれたおかげでセレッソは守備がしやすい状況になりました。中央のパスは絶対通させないようにし、サイドにボールを渡される分には良いが、鳥栖のサイドは突破力があるためボールが入った瞬間に簡単にドリブルを仕掛けられない状況を作っていたと思います。
セレッソは後半からキーパーへのプレスも積極的に行っていました。キーパーがパスを出す箇所を限定し、サイドに追い込むプレスを行いました。それに対して、鳥栖は長いボールを蹴る状況になりヨニッチ・鳥海に回収されていた印象です。

気になる事象

①なぜ、陸が入るとボール回しが安定するように見えるのか?

結論はボールをもらうときの体の向きとボールの置き所です。陸はボールを受ける際に体をゴール方向に向けてもらいます。要はピッチ中央に体が向いているため、内・外へのパスがスムーズに出すことが出来ます。かつ、ボールの置き所は最初のトラップで利き足の右足に置くことができ、状況に応じたドリブル・パス・シュートのどの選択肢も取ることが出来ます。
その他のSBの選手と比べてみましょう。舩木は体がボールが来た方向のままパスを受ける場面があります。山中はトラップ時、右足側にあるボールを左足の裏を使って自分が蹴りやすいところに置く場面があります。毎熊は陸よりはそういった点の能力は低いのかな?という印象です(毎回そういったプレーをしているというわけではない)。陸においてはそういった能力が高いため、安定しているように見えるのかもしれません。

②鳥海・ヨニッチのボールを運ぶ恐怖心がない

現代のサッカーにおいてはCBがボールを扱うことが出来なければ、スタメンを外されるケースは少なくないです。鳥海・ヨニッチは相手のディフェンスが食いついて来なければ(フリーの状態)、ドリブルである程度まで運ぶことが出来ます(セレッソで1番うまいのは進藤)。フリーで運べるということは他の選手にはマークがついているor中盤のスペースがないということです。そのままCBの選手がドリブルで運んでゴール前までという状況はほぼないので、他の選手をフリーにさせるには自分にディフェンスが食いつく必要があります。そのために、CBはフリーならばドリブルで運ぶ必要があります。
現に、鳥海がヨニッチに対して「運べと」指示する場面がありました。

まとめ

失点したとはいえ、ルヴァンカップFC東京戦より素晴らしい試合内容だったと思います。攻守において、セレッソのやりたいことをピッチの上で表現できたのではないかと振り返ります。しかしながら、香川の役割を上門・北野で表現できるのかは気になるところです。一番出来そうなのは原川ですが(清武が怪我のため)。香川が出られない場合の試合展開を見てみたいですね。
次節、川崎フロンターレ戦です。ここ最近相性のいいセレッソはどういった試合展開をするのか楽しみです。私は予定があるので家から全力で応援します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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