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東京都が開発したマッチングアプリを考える【少子化対策】

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/1146487
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年6月13日放送より

どうも、大河内薫です。
今日のテーマはマッチングアプリです。東京都がマッチングアプリを開発というニュースについて、僕なりにいろいろと話したいことがあるので、お話ししていきたいなと思います。


◾️ニュースの定番に思うこと

まず最初に、こういうニュースには定番なんですが、やっぱり叩く人がいますね。
ニュースを熟慮してこういう意見があるんだというのを熱く発表するのはとてもいいことだと思うし、アウトプットはした方がいいと思います。
だけど、ニュースに出会い頭に反応してるというか…出会い頭に暴力を振るっているような人も結構多いと思うんです。

「東京都がマッチングアプリ開発?そんなのダメだ」とか、何も考えずに「ダメだダメだ」みたいな。
これでは人生が充実しないよねと思って見ています。
僕の人生ではないので放っておけばいいと思いますが、ただ、やっぱり日本人一人一人の人生が充実したほうが日本全体の国力は上がるし、そして経済力も上がっていくので、そういう人が減ったらいいなという思いはあります。

自分が気に食わないこと全てに反応することになってしまいますからね。自分が気に食わないことが必ずしも自分の人生の目的に関係があるか?と言ったらそんなことはないので、そういうものは無視したほうが自分の人生は充実していきますよね。
だから、毎回想像すること熟慮することは重要だよなというのを叩いてる人を見かけるといつも思います。

既に結婚して幸せな家庭を作ろうという目的を持っている人が今回のニュースに苦言を呈しているのはナンセンスですよね。だって関係ないからね。
「税金をそんなことに使うな」という気持ちは分かりますが、とはいえもっと酷い使い方は山ほどしてるわけで。こればかりを批判してるというのは、人生が充実してないんだろうなって僕は思ってしまいますね。

◾️ニュースの背景を考えよう

そもそもニュースを聞いた時に何をするかというと、今回だったら「なんで東京都の話だけなんだろう?」というのは必ず考えますよね。「東京が初めてなのか?」というのもですね。

東京都で初めてやったことが批判されているなら分かりますが、自治体が主導しているマッチングアプリは昔からあります。埼玉は2018年から、京都も2023年からやっているんです。
そして埼玉は5年間で458組が成婚しています。このマッチングアプリがなかったら、それはなかったかもしれません。

これは僕が知っていたことではなくて、今回のニュースに出会って「じゃあこのニュースを深掘りするか」と考えてその中で、東京以外もやってるかな?と疑問に思い調べたんです。
これは発信のためにやっているわけではなくて、僕の中での癖みたいなものです。
この方がやっぱり僕は人生は充実すると思うので、みなさんの大切な人が何かを叩くような雰囲気に飲み込まれている場合には「こういう話があるんだよ」と伝えていただければと思います。

◾️少子化対策と子育て支援

そもそもこのニュースを叩いている人たちは、勘違いしていると思います。
少子化対策子育て支援が、ごちゃごちゃになっているんだろうなと思いました。

ーー今回のマッチングアプリの開発はどっちか?

間違いなく少子化対策ですよね。マッチングアプリ開発が子育て支援なわけないですよね。

そして高校無償化とか、子育て世帯に給付金を配りますとか、ああいうのも少子化対策だと思ってる人が結構いるんだなと、ニュースを叩いている人たちを見て思いました。あれは子育て支援ですよね。

子育て支援も間接的には少子化対策になると思います。
「2人目を産むためのお金が無償化」とかによって出生数が増えることはあると思うので、間接的には少子化対策の一部ではありますが、メインの目的は子育て支援ですからね。混ぜてはいけないと思います。(行政も混ぜてしまっている感じはありますが)

東京都が考えている少子化対策として出てきたものがマッチングアプリですね。これが必ずしも100点とは思いませんが、でも「少子化対策」と銘打って出てきたものとしては一本筋が通っている気がします。
今までも「少子化対策です」と言いながら無償化を謳ったりする政治家たちが平気でいましたからね。そういう意味ではとってもいいんじゃないかなと思います。

◾️少子化対策のボトルネック

このマッチングアプリ開発も悪くはないと思うんです。
これがあるから初めてマッチングアプリを使いましたとか、安心して使いましたとか、数ある結婚相談所みたいなものよりも安価で使えて助かりましたというのは確実に出てくると思うんです。埼玉県の458組が成婚していますからね。

成婚というところを支援していくとは思いますが、一番の少子化対策はやっぱり現行法を改定していくことだと思います。
現行法を前提に少子化対策すると、やっぱり「結婚」が必要になってしまいます。だからまず「結婚させるために」と考えるとこういうマッチングアプリの話が出てきますが、そもそもそこが問題だということに気づかなきゃいけない。
社会が気づいている気もしますが、行政とか政治家の方々、霞が関の方々、日本を引っ張って作っていく人たちが気づかなきゃいけないんだろうなと思いますね。

その辺りを考えると、結構限界を感じると思うんです。
そもそものボトルネックは「結婚が前提」というところです。
未婚でも歓迎されるような社会を作るのがいいと思います。結婚も未婚も別に優劣はないですよね。そういう社会の雰囲気作りが重要だと思います。
今、結婚している男女の子供と未婚の子供は、差別はないけど区別はあるので、そこを完全に一致させていくことが重要かなと思います。

ただ日本の法律はそう簡単には変わらないし、法律を変えていくことだけを前提に少子化対策をすると何年も遅れてしまいますからね。だから同時に変更してやっていくものだと思います。

◾️大河内が考える少子化対策

ーーでは現行法で最大の少子化対策は何か?

結婚をするために何が必要かを考えて、そこの動線を考えると経済対策が適していると思います。
結婚をする時に、男性でも女性でも所得が低いよりは高い方がいいですよね。高い方が安心して結婚できるし、安心して結婚できるということは子育てまで夢を見て描いて結婚することができますよね。所得が低いとそもそも結婚できませんという感じになるパターンが多いと思います。

だから子育て支援で子育てをしている人に給付金を配るとか、子育てしている人にお金を渡すというのも悪くないですが、全体の収入が上がれば、日本人がもっともっと幸せになれば、勝手に結婚して勝手に子供を産むと思います。

皆さんは今回のニュースを聞いて何を考えましたか。ぜひコメント欄やXでのシェアで、ご意見を聞かせていただけたらなと思います。

それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!

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