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大河内薫、過去の転職を語る!

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6028350
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年8月28日放送より

どうも、大河内薫です。

転職は人生の大きな岐路です。僕の経験と現代の転職事情を交えながら、みなさんのキャリアプランのヒントになる話をしていきます。転職を考えている人も、そうでない人も、きっと参考になるはずですよ。


■僕の転職経験

僕は日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業後、すぐには就職せず、モラトリアム期間を過ごしました。芸能人になりたいと言って東京に出てきて4年間大学に行ったのに、なれなかったって言って名古屋に帰るのもシャクだし、かっこ悪いなって思ってたんです。そんな中で、「人より稼ぐ」という安易な考えから、最難関国家資格である税理士、司法書士、弁護士、会計士の中から税理士を選んだわけです。

面白いのは、税理士の資格を取ろうとしたときに、税理士の仕事内容をよく知らなかったんですよ。簿記3級、2級も取らずにいきなり税理士試験に挑むなんて、普通じゃないですよね。僕はそんな変わり者だったわけです。

税理士試験に挑戦する間、派遣社員からスタートし、コンサルティンググループで働きながら勉強を続けました。そして、税理士試験がある程度進んだ段階で、最初の転職をしたんです。

1回目の転職:約15年前
コンサルティンググループから大手税理士法人へ転職しました。この転職で、税理士としてのキャリアを本格的にスタートさせたわけです。大手税理士法人では約4年半勤務し、その間に税理士試験に合格しました。

2回目の転職:約10年前
独立を見据えて、中堅の税理士法人へ転職しました。ここでは、独立後の心構えや注意点を学ぶことが目的でした。僕と同い年ぐらいの方が立ち上げた税理士法人で、そこで独立することとか、独立したらどういうところに気を配るのかっていう、そんなエッセンスが学べるんじゃないかなと思って転職したんです。

■転職の目的の変遷

僕の転職経験を振り返ると、当時の転職の目的は主に以下のようなものでした。

  1. 経験を積むため

  2. キャリアアップのため

  3. 独立を見据えて

収入増加は結果としてついてきたものの、主目的ではありませんでした。1回目の転職は雑用みたいなものをやっていたところから大手税理士法人ですし、税理士資格もその後すぐ取っていますので、結果的には収入はものすごく増えたんです。でも、2回目の転職っていうのは収入は増やすつもりはなくて、同じぐらいだったらありがたいですみたいな感じで転職をしていったんですよ。

当時の友人たちの転職理由も同様で、積極的に何かを狙っている人たちでしたね。自分のキャリアをより良いものにしようとか、野心的な何かを持っていたとか、あとは家族のためっていうのもあるよね。収入とかではなくてライフワークバランスそれを見越して転職をするとか、あとはヘッドハンティングなんていうものもあって、よりステップアップのためにみたいな、そういう方が多かったかなと思うんですよね。

■現代の転職事情

時は流れて10年、15年。現代の転職事情はかなり様変わりしました。ポイントは以下の通りです。

  1. 転職のカジュアル化:以前に比べて、転職がずっと一般的になりました。

  2. 求職者優位の市場:人材不足により、転職者にとって有利な状況が続いています。

  3. 収入増加が主目的に:キャリアアップよりも、単純に収入を増やすための転職が増えています。

転職っていうのはめちゃくちゃカジュアルになったよなという気はするんですよ。だからカジュアルに元手を増やすために、収入を増やすためにっていう理由だけで転職するっていうのも珍しくなくなったんじゃないかなって思います。やっぱ10年前15年前っていうのはね、それは珍しかったし少なかったと思うんだよね。

■税理士業界の特殊性

税理士業界は常に人材不足の状態が続いています。その理由は、

  1. 資格保有者の約85%が独立開業するため、組織に残る人材が少ない

  2. 常に人材の入れ替わりがある

しかし、この10年ほどで採用基準は大きく変化しました。以前は「税理士資格3科目合格者以上、実務経験2年以上」などの高い基準がありましたが、現在はそのラインがかなり下がっています。

税理士業界というのは狭い業界ですから、いつだって人が足りないんだよね。いつだって人が足りないし、優秀な人というか資格を持っている人の八割五分は独立しちゃうからね。税理士資格持っているうち85%は開業税理士だので、ちょっと特殊なんですよね。

■転職を考える際のアドバイス

現代の転職事情を踏まえて、以下のポイントを押さえておくことをお勧めします。

  1. 定期的な市場調査:転職市場の相場を常にチェックしておくことが大切です。

  2. 会社の寿命を意識する:理論上、会社の平均寿命は約23年。40年働けば一度は会社は倒産するわけですよ。

  3. 転職はキャリアの一部:転職を経験しない人はむしろ少数派になっています。

家賃はどこがどれぐらいの金額なんだろうって相場を確認するように、スーパーで売ってる野菜の値段はどこが高くてどこが安いねって相場を確認するように、転職相場も定期的に確認をしておくっていうのがおすすめという感じですね。今の現代日本での生き方として、ベターなものなんだろうなと思っています。

■まとめ

転職は、現代のキャリア形成において避けて通れない選択肢となっています。僕たちは「大転職時代」を生きているわけです。

自分のキャリアを主体的に考え、市場の動向を把握し、適切なタイミングで行動することが重要です。転職相場も、家賃や食品価格と同じように、定期的にチェックする習慣をつけることをおすすめします。

転職は単なる会社の移動ではなく、自分のキャリアを見つめ直し、新たな可能性を開く機会でもあるわけです。ゆえに、常に自分の市場価値を意識し、キャリアプランを考え続けることが大切なんだなぁと。

みなさんも、自分のキャリアについて深く考えてみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があるはずです。

■お知らせ

<Voicy有料放送>
「木下×大河内のズバリお金から逃げるな!!」第6回後編が、本日からVoicyパーソナリティ木下さんのチャンネルで2日間限定価格で配信開始しています。

前半では暴落と資産管理、パニック相場の心得などについて話していますし、後半では転職市場の現状について詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。きっとあなたの人生の参考になるはずですから。

それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!


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