石井光太『赤ちゃんをわが子として育てる方を求む』書評(ネタバレ含む)
赤ちゃんをわが子として育てる方を求む
この言葉は、とある新聞広告に載せられた一文である。
なぜ新聞に広告を打たねばならなかったのか。
なぜ菊田医師は赤ちゃんを斡旋したのか。
本書は赤ちゃん斡旋事件、特別養子縁組の成立をめぐって、菊田昇氏の足跡を描いている。
マザー・テレサに次ぎ第二回目の世界生命賞を受賞した菊田医師。
彼の偉業を私たちはあまりに知らなさすぎると思う。
と同時に、あまりに興味がなさすぎると思う。
本書を読後、他の類似書籍も読んでみようと探したが見つからなか