見出し画像

看護師の卵

今日から看護師として病院に勤める。
配属先は整形外科。

看護学校一年生だった時に、初めて行った実習場所が、
この病院の整形外科だった。

学校では、授業を受ける中で知識や技術を少しずつ身につけていたが、いまいちピンときていなかった。
あまりよく分からないまま実習が始まってしまったが、
看護が実際に行われているところや、
患者さんが回復していく姿を初めて目の当たりにした。

看護師や患者さんと実際に関わることで、
授業で学んでいた知識や技術が、
点から線に変わって繋がったように感じた。

初めて受け持たせていただいた患者さんが
「何をする時も初めはみんな初心者なんだ。
 できるようになったとしても初心を忘れずに
 ひたむきに頑張ることが大切だ。」
「あなたはきっと頑張り屋さんな看護師になるね。」
と話してくれたことが印象に残っている。

寡黙な方だったが、
私が緊張しながらもコミュニケーションを取ろうとしたり、血圧を測ったり、リハビリを一緒に取り組む姿が、
支えになったということを最終日に伝えてくださった。

今振り返ると、この実習が看護のやりがいに気がついた瞬間だったのかもしれない。


そんな思い入れのある病棟に配属された。

看護師の卵だったあのころに感じたことと、
看護師のひよこである今に感じること、
そして看護師のにわとりになる時には何を感じるのか。

初心を忘れることなく、看護師として成長していきたい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?