結局は心だったねって話。
あるプロジェクトのリーダーとして数十人のメンバーを束ねていた頃、結果を出さなければならないとの思いから、周囲に厳しく当たっていた時期があった。
始めの頃はそれで結果がついてきていたので、特に気にしなかったが数か月が経つと成果があがらなくなってきた。
成果があがらなくなると、「何でこんな事も出来ないんだ!」と余計に厳しくなったり、自身のイライラを周囲にまき散らしたりした。
そうなると悪循環で
余計に僕と一緒に頑張ろうと思ってくれる人もいなくなる。
みんなの為を思ってやっているはずなのに、そのみんながどんどん自分のもとからいなくなる。
なんでわからないんだ!!との思いもあれば、孤独を感じ、寂しくなったり、悲しくなったりもした。
ただ、現状から抜け出す方法もわからないので苦しい日々は続く
そんな中、僕の状況を知らない人から読めといわれた本があった。
その本は仏教に精通している本で、中に
観世音普賢菩薩(かんぜおんふげんぼさつ)と言う菩薩がいてその菩薩がどういった菩薩かと言う事が記載してあった
簡単言うと、この菩薩は世の中の音(世音)みんなの声を
普く(あまねく)→あますところなく
観る菩薩との事
要は人の苦しい声を聞いたらすぐ助けにきてくれる菩薩なんですよって事
最初のうちはよくわからなかったが、気になって繰り返し繰り返し読んでいると
あっ俺、全然だめだーとふと頭の中に浮かんだ。
この菩薩は相手の苦しいを感じて手を差し伸べる
俺はと言うと、自分の意見を押し通そうとするばかりで、抱えている人たちの苦しいの声を全然聞こうとしてない。
自分の事をわかってもらいたいばっかりで、自分が周囲の事をわかろうとしていない。
自分の姿を猛反省した。
そこから僕はよく聞く事と、しなければならない事に大して、納得と理解をさせて、周りにやってもらうを意識した時、思いもかけない成果をあげる事が出来た。
今では自身への批判的な話も自分と一緒にやりたい。わかってもらいたいから言ってるんだろうなーとさえ思へ、徹底的に懇談を重ね味方がどんどん増えております。
自分にとって大切な事?
心です。