見出し画像

AFCチャンピオンズリーグ2022 ノックアウトステージ 準決勝 浦和レッズvs全北現代モータースFC(韓国)

結果は2-2、PKまで突入し3-1で勝利。

メンバー

4-2-3-1.準々決勝と同じメンバーで挑む。

ざっくり試合内容

前半
東アジアの決勝戦である準々決勝。
GLでは韓国相手に勝てていなかったが果たして。

浦和はいつもどおりプレスを掛けつつマイボールにしてボールを動かしていくスタイル。全北はどちらかというとしっかり固めてボールを奪った後は最前線へあてて一気に畳みかける形。

とはいえお互いボールを持てる時間帯はあり一進一退の攻防。
そんな中11分に浦和が先制に成功する。

スローインから速いリスタートで敦樹→モーベルグへリターン。DFの間にパスを通すと走り込んだ酒井がペナ角から中央へ早い低空クロス。それに飛び込んで合わせた松尾が決めて先制。

その後はお互いチャンスを作るというシーンが交互に訪れるが点が決めきれず前半終了。

後半
後半も前半同様にいくかと思われたがバーロウからのスルーパスが中央に通り相手がシュートを打とうとした瞬間に大畑がボールカット。
しかしながらファウルを取られてPKとなってしまう。
VARで確認するものの覆らず、西川が反応したが決められ同点に。

その後も流れとしては変わらず、80分頃に浦和はいつものユンカー、江坂、明本を投入して攻勢を強める。
ただ90分内でチャンスは作れどもゴールは決めきれず。
そのまま延長に突入する。

延長
延長前半はユンカーを使ったカウンターで畳みかけるもののやはりゴールにはならず。
逆に延長後半、コーナーからクイックをしかけられつき切れずフリーで上げたクロスに合され失点を喫する。

正直ここまでかと思ったがスタジアムのサポーターは諦めなかった。POUが流れるなか119分に酒井が猛烈なタックルでボールを奪うと、モーベルグに預けて前進。
オフサイドギリギリのタイミングでペナ角へのパス。体が限界の中上げたクロスは相手DFにクリアされるが、跳ね返りを大久保が(おそらくミスキックだが)明本へのクロス。ヘディングシュートはキーパーに防がれたものの最後はこぼれたボールをユンカーが右足で叩き込んでついに同点に追いつく。

PK戦
死力を尽くした両チームの決着はPK戦。
PKを蹴る場所は選べたと思うがなぜか北側で蹴ることに。

ここからは2007年の城南戦を思い出すようなシーンをサポーターが作り出す。

全北の1本目。猛烈なブーイングと旗揺らしの中1本目のキックを西川がしっかりと止める。0-0

浦和の1本目。PK職人のショルツがいつも通りの左に豪快に蹴り込み1本リード。1-0

全北の2本目。体の反応は逆だったが残した足でブロックして2本目も止めるビッグプレー。1-0

浦和の2本目。コースは読まれていたものの十分な速さのあるシュートを決めて2本リード。2-0

全北の3本目。コースは読めていたがスピードが速くとらえきれず。2-1

浦和の3本目。若干不安がよぎるモーベルグ。ど真ん中に蹴りこむが足に当たりゴールならず。2-1

全北の4本目。コースは完全に逆をつかれたがポストに当たりノーゴール。2-1

浦和の4本目。ここを決めれば勝利のところで江坂登場。キッチリ相手の逆を突いて勝利の3本目を決めて浦和レッズの勝利。

◎GK
・西川
PKの2本ストップはまさに神の領域。延長含めて危ないシーンも止めており今日の試合のMOMで間違いなし。
◎DF
・酒井
先制点、同点ともに彼が引き寄せた。特に119分のタックルからの力を振り絞ったプレーは脱帽。
・岩波
ユンカーへの裏抜けに合わせたパスなど攻撃で良さを見せる。守備でもほぼほぼ防ぎ切っていた。
・ショルツ
さすがのショルツも失点シーンは防ぎきれなかったがほとんどのシュートをブロックしてチームを助ける。PK職人として心強い。
・大畑
チャレンジプレーだったが痛恨の同点ゴールにつながるPKを献上してしまう。今日は攻撃でアクセントにはなれず。

◎MF
・モーベルグ
90分終了間際の惜しいシュートなどチャンスシーンでは決めて欲しいところだがこの疲労感の中ではそれは贅沢か。PKはあまり得意ではない?
・敦樹
スタミナ切れでやや精彩を欠くシーンもあったがところどころチャンス創出するのは流石。
・岩尾
やはり彼なしでは到達できなかった決勝進出。ポジショニングで相手を好きにさせず。コーナーキック精度は今日はイマイチだった。

・関根
気合は入っていたが少々空回りしていた印象。無念の途中交代。

◎FW

・佳穂
何といってもチームを救ったエリア内でのボールカット。スタミナが切れそうな中でも最後まで走り切った。
・松尾
待望のゴールで先制点を上げる。体力的にかなりキツイ中、プレスやドリブルで相手を好きにさせず。

◎控え
・大久保(62分 関根と交代)
相手の強度問題もあるがいつものようなプレーはあまりみせれず。代わりに中央やさがってボールを貰いに来るなど潤滑させるプレーで貢献。
・江坂(79分 佳穂と交代)
今日はとにかくシュートが枠に入らない。不満が残る出来ではあるものの最後のPKをしっかり決めて勝利に貢献。
・ユンカー(79分 松尾と交代)
相手の裏を取るプレーでたびたびチャンスを創出。シュートは何本も入らなかったが最後の最後で同点ゴールを呼び込む。
・明本(79分 大畑と交代)
フィジカルでは負けていなかったがいかんせんポジション的に良さを活かせず。同点ゴールにつながるヘディングは良く合わせた。
・柴戸(111分 敦樹と交代)
時間は短いが強度の高い守備を見せる。同点ゴールの時にはボール付近にいるなど前の位置でもプレー。

全体的な感想

もうこの一言。

最高です!!

死力を尽くした勝ち取った決勝の切符はたまらない。

決勝は来年の2月なのでまだまだ先ですが、それに向けてチームも気を引き締めて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?