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ワイワイ会

6月の下校後の時間。ワイワイ会が開催されました。
今年度のテーマは「なんでやっているのだろう?これからどうしたい?」
個別具体のテーマを毎月持ち込んで、そもそもを話し合います。

子ども達をささえてくださる活動を続けるにも、地域の方々の高齢化もあり、また毎年やっているからこその形骸化もあり、また目的が動いていくことで目線がバラバラになってしまうこともあり、ただなんとなくやっていることがしんどくなってきていたりもしています。
なので、改めてやっている目的や意味を話し合うことにしました。
誰が何のテーマを持ち込むのかは自由。事前にサポーターズまでお知らせいただければ企画していきます。

6月は、小・中でトークテーマが分かれました。
・中学校
椎茸栽培について。椎茸の収益は何に使われているのか?なぜ椎茸なのか?
・小学校
大根栽培について。なぜ大根を育てるのか?販売する目的は?

似ているテーマのようで課題が全く異なりました。
開始当初から関わってくださっている方がいらっしゃるからこその昔話を聞くこともできました。
椎茸や大根を手伝ってくださる地域の方、住民自治協議会の方、先生、生徒、保護者、色んな方がいるからこそ、多角的な視点で発想がでてきて、新しい視点や学びが多くありました。

中学3年生が代表して対話に参加しました
小学校は大人達で対話

50分という時間は瞬く間で、この日は2グループに分かれていたので最後に相互に話し合ったことを発表。
あえて触れたいのが、中学生達の動き。発表するよ!といったら、誰に言われる訳でもなくサッと動いて、場に出ていた付箋をグルーピングしながら何を伝えるのか4人で話し合って手際よく分けていきます。
情報を処理するスピードが高く驚かされました。

何の言葉でてる?どう分ける?何を伝えたい?中学生達は機敏に話しまとめあげます

小・中それぞれ発表。
どちらにも共通したのが、自分達とは異なる人からの視点には新しい発見があったこと。自分達が頑張っていたことでも伝わっていなかったのかもしれないという気づき。

椎茸栽培についての発表。中学生達が行いました。
大根栽培についての発表。初心に立ち返った議論ができたようです。

小学校も中学校もそれぞれ持ち返る気づきがあったようです。
なんとなくやってきたこと。人数が激減し、高齢化もあり、保護者の数も減り更に共働き世帯ばかりとなり、色んなことが今まで通りにできなくなったからこそ、今ココで関係者が集まって話し合えたことは、それぞれ立場の理解につながったように感じます。
今まで通りにはいかない。次は、どのように変化をおこしていくか、です。ワイワイ会で話し合った内容を活かすことができるのかはまた別の話しです。これからを楽しみにしていきます。

事後談として。
ここで出た言葉達を保護者と先生方で継続検討するために持ち返ろうと思っていたところ、中学生達が揃って私のところにやってきました。
「課題も見えた、やってみたいことも見え始めた。自分達で継続して考えたいから模造紙を持ち返りたい。」と。
中学生達の行動力と当事者としての意識の高さや物事に向き合う意欲の高さに脱帽です。これこそ学びなんだろうなと。地域の方々から示唆に富む多数のアイディアをいただき、けど、自分達の拘りとアイデンティティもしっかりとあり、場に出た話から何を取捨選択するのか楽しみです。
選択しても壁にぶち当たりそうだなというものもありましたが、それもまた学び。中学生達をこれからも見守っていきたいと思いました。

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