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モノには心がある

モノには心がある。車もコピー機も大切にしてあげれば、ちゃんと動いてくれる。いざというときに、きちんと働いてくれる。そう信じています。だから、車に乗る時はいつも上機嫌でいます。不機嫌な人間が運転しても、車も喜ばないでしょう。コピー機にしても、使い勝手が悪いと愚痴ばかり言っても、素直に動かないでしょう。

人間のような感情表現はしなくても、全てのものは地球上にある物質で出来ていると思えば、みんな仲間なのです。たとえば、血液の中には鉄分がある。車の部品にも鉄が使われている。調べれば自動車を構成している物質と私たちの身体には、共通点があるはずなのです。私たち人間も地球で生まれ育ちました。自動車を動かしているガソリンは、地球の内部で生まれ育ち、長い間眠っていた植物たちが姿を変えて作られたものです。一見、違うモノにしか見えなくても、同じ地球で生まれている。それは事実です。仲間同士は通じるものがあるのです。

物質的な共通点について書いてみましたが、自分の手元にある愛しく思うモノたちとの出会いを思い出してみるのもいいでしょう。パッとみた瞬間に一目ぼれした時計。捨てることができないでいる玩具。大切にしているモノたちには、歴史があり物語が生まれています。物語が生まれるということは、そこに心があるのではないでしょうか。

無くしたと思っていたものが、不思議な巡り合せで持ち主の手元に戻ってきた逸話は、世の中にたくさんあります。それはそのまま、持ち主の元へ帰りたいと願うモノたちが起こした現象かもしれません。

黄緑には、輪廻転生の意味があります。人間は生まれ変わりながら、再び昔大切にしていたものとの出会いを重ねているかもしれませんね。博物館で強く心惹かれるものを見たときそう感じる私です。

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