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2022年大井川めんぱ大井屋の事業計画

さて新年。あけましておめでとうございます。1月5日ともなれば皆様仕事始めでございましょう。大井屋は3日から仕事やってました。なので5日、6日はいつものように連休となっております。職人は仕事のリズム大事。いつものテンポに早く心も身体も戻していかないとね。

新年ということで今年の大井川めんぱはどんな事を心に込めて仕事していこうかしらね?っていうのを少し宣言しておこうと思うのです。


昨年を振り返って

2021年もコロナ感染症は癒えず。世の中が大きく混乱したままの生活ではありましたが、その中でも大井屋としては石関さんの大井屋への加入とギャラリーの稼働開始、立て続けのメディア出演、井川メンパから大井川めんぱへの名称変更と怒涛の一年となりました。
業績もやはり当然の如く今までで一番良かったわけです。そうじゃないとはなちゃんに給料払っていけないものね。華ちゃんも彼女なりに一生懸命頑張ってくれました。おかげで2022に向けての精神的な余裕と資金的な余裕が産まれる流れになってきたかと思うのです。
まとめると順調すぎるくらいに順調であります。大井屋を応援してくださっている皆様に改めてお礼申し上げます。

2022年からの大井屋の事業について

年末年始に諸々を考えていた前田ですが、ここから先のめんぱ屋としての事業をどのように考えているのかをまとめておきたいなと思ったので勢いWebにて共有しておくのも良いだろうと言える範囲での考えや行動をお伝えしておきます。ビビッと来た人と何か化学変化あったらいいなということで

  1. 大井川めんぱのブランディング向上

  2. 生産体制の効率化

  3. 従業員の満足度向上

欲張らないでシンプルに三つくらいに分けて見ました。

大井川めんぱのブランディング?

大井川めんぱとしてやるからには以前とは何が違うのか?というようなところは実はなく、作っているものやそこへのこだわりは何一つ変化はないのです。むしろ、井川メンパという他事業者と共通したブランドとしてやっているといくら大井屋が無添加でオーガニックな漆塗り曲げわっぱを作ったとて名前が一緒であればそれを誤解するお客様がいて当然であり、それをお客様の責任にするにはあまりにも乱暴と言えたと思います。

大井屋のメンパにはボンドも使わなければ、シンナーも漆に混ぜたりしませんし、下地の柿渋も自家製にこだわり木材のヒノキも地産地消を貫き、見た目だけではない諸々に違いが出ていたわけですが、それらをでは組合を作ったり協調介入して井川メンパの定義を明確にしようとしたとて、同業者が自分の師匠筋になるわけですので受け入れられることもなくむしろ攻撃的反応になるのは必死なわけです。その中において我々に求められている使命とは何か?よくよく考えていたわけです。

正すべきは正す。恐るなかれ

未来の井川めんぱをどう導くか?何も名前を追いかける必要は無いと思っています。名前は確かにプロダクトを体現しています。であるからこそ、井川メンパというプロダクトのインデックスが変わったのですから名前を変えて新しいブランドに変化させていく勇気を持ち、100年先へと歩みを始めるべきだと思っています。

めんぱの諸々が100年先に残る為に今やるべきこと

それこそが大井川めんぱとしての新たなブランディングへの挑戦です。既存のメディアに頼らず、SNSや今後栄枯盛衰するだろうWebのツールを使って新しい未来を構築し、そこで産見出した余力を職人の育成、めんぱ事業の安定、新商品の開発。そういうめんぱの産業構造を得れる動きへと大井屋は歩みを始めようと思います。その為のブランディング。いつかベルリンでめんぱの行商するねん!みたいな気持ちでいます。


生産体制の効率化、安定化

現在の大井屋は教科書で習ったあのいわゆる家内制手工業状態なのです。産業革命以前なわけです(笑)

さてここから順を追えば、資本を追加して従業員を増やしてなんてマニュアル通りにはいかないだろうしそこは狙っていない大井屋。狙っているのは一騎当千の面白い人間との出会いだろうということ。まあそれはおいといて。

最近はめんぱすでに1年待ちの商品ばかりになってきてしまっているわけで、静岡の人達に安定供給できなければ文化として定着繁栄は難しくなってしまうわけです。100年使ってもらうにはやはり郷土意識の切先でいるのが大井川めんぱのポジショニングだろうと思うのです。ですから生産の効率化や機材への投資やらを一生懸命取り組んでまずは安定供給。みんなの満足度を得るまで負けづに取り組んでいく所存です。


従業員の満足度向上

今のところ前田の仲間は石関さんだけですが、ずっとこのままではいるはずがなくその先の展開を考えていくのであれば今のうちから石関さんのような若い世代が働くという事にどんな希望を持っていてそれを実現したがっているのかをよく見極めて、仕事に専心できる満足度を上げていきたいと思っているのです。

例えばギャラリーのような作業場

職人の作業部屋は大体がイメージ通りな感じです。そこをぶち破って若い女子も軟弱な男子が好きそうなカフェみてえな空間で作業をするというそういう方向に持っていきたいと思っているのです。遊ぶように働き、実際そのあそび心の中から新しい時代の創作物が生まれてくるだろうという事です。


これらを実現するために春以降具体的な行動を起こしていこうと思っておるわけです。そうやって普通じゃない民藝工房を興してさえいけば、有能で情熱あふれる人間は集まってくるだろうという事なんです。



山に移住して、都会よりかっこいい生活実現したろやないですか?都会より富める者になることもあるかもしれないじゃ無いですか?それには力強い若い力が必要です。あとは玄人の叡智も大事です。


もっともっと面白い人らと出逢いたい大井屋でございます。よろしくどうぞ

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