タイ入国の手続き 2021年1月時点

仕事の関係者がどうしても日本からタイに行かなければならないという状況になり、いろいろ調べてすごくわかりにくかったので実際にとった手続き方法をまとめてみました。

最初に、2021年2月にタイに訪問するためにかかったおおよそ費用はこれくらいです。

航空券 往復       約10万円(JAL)
隔離施設 15泊16日    約14万円
日本でのRT-PCR検査    約3万円
10万USD保証のコロナ保険 約1.5万円

総額 約28.5万円!

気軽に個人旅行で行ける金額ではないです。コロナ前はLCCの片道1万円でタイに行けたのに。。。

さて、手続きがややこしかったので分けてみました
1,航空券の予約
2,隔離施設(AQS)の予約
3,ビザオンライン申請(VABO)
4,保険の加入
5,入国許可証(COE)の登録
6,フライト72時間前のRT-PCR検査

上記の順番でなくてもタイに入れるかもしれませんが実際にやった順番です。

まず1の航空券でつまづきました。
日本ータイ便があるのがタイ航空、JAL、ANAらしく、ZIPエアはよくわかりません。今回タイに来た方はマイルの関係でJALを選択です。
安い日のフライトでも往復で9万円ちょっとします。
日程は決まっていたのでチケットを購入しようとしたところタイ政府が発行した入国を許可する書類が無いと購入できないと言われたとのこと。
んーーでもビザが無いと入国許可書が発行されないし、ビザを取るのにチケットが必要だし、矛盾が生じてたらい回しにされている感じでした。

東京のタイ大使館HPに下記の記載があり
<申請時には、通常の必要書類に加え、航空券コピーもしくは予約確認書コピーを提出していただきます。>

タイ大阪領事館のHPにも
<ビザの手続きはご出発3週間(21日)ほど前から余裕を持って申請されることを推奨します。航空券のコピーもしくは予約確認書のコピーを提出する必要があります。>

よーく意味を解釈すると予約だけでOKという意味なのでとりあえず予約のみにして支払いは後日という段階で一旦止めます。

航空券の予約書を入手できたら隔離施設(AQS)の予約をして、支払いもすませました。日本語だとこちらのサイトが見やすいです。
AQSの費用がこれまた高いです。
基本的に15泊16日3食付きのパッケージで、安いところは3万バーツ代らしいのですが会社に近く、かつコスパがいいところという条件で探して5万バーツのところを直接交渉で値切って4万バーツにしてもらいました。
ただし、洗濯サービスは無しという条件がつきました。

画像3

1万バーツの値下げは大きです。値下げに応じるあたりがタイらしいです。
2020年末は満室で空き施設がなかったという人の話も聞きましたが、年明けからは部屋が空いているのでしょうか。


次にビザオンライン予約(VABO)をしてからのビザ申請です。
事前予約しなければアポ無しで窓口に行っても受け付けてくれないようです。
予約した時間に窓口に行って申請して不備がなければ後日発行されて、今は宅配便で受け取りができるようです。取りに行かなくても良いのは楽です。

必要書類はビザによって違うので大使館HPで確認できます。
日本のパスポートは観光ビザ免除リストに記載がありますが免除で入国する場合の入国許可書の取得方法がわからなかったです。

次は保険です。
万が一コロナが陽性だった場合、10万USドル以上保証する内容の保険が必要です。日本国内の医療保険や、一般的な旅行の保険などでもカバーできていればイイという噂も耳にしましたが、確証が取れなかったのでタイ大阪領事館からリンクがあるなら間違いないと判断してタイの保険会社を選択しました。

これですhttps://covid19.tgia.org/

保険購入者の滞在期間で変わります。今回は60日で4480バーツだったので日本円で1.5万円くらいでした。
30日だと2560バーツ、約9,000円くらいです。

スクリーンショット 2021-02-02 13.02.07

20万円かかったという話も聞きましたがおそらく長期の滞在とか駐在だとそれくらいかかるのかと思います。

ちなみに1年だと下記の金額のようです。

スクリーンショット 2021-02-02 13.02.21

日本の医療保険でもコロナで10万USDがカバーできれば問題ないかも知れません。タイ語か英語の証明書が出るか不明です。


1〜4の書類を入手できたら入国許可証です。
大使館からリンクがあります。右側の For non-Thai nationals から入ります。
パスポートを含めて書類をいろいろアップロードします。

航空券とか隔離施設の予約などをしないでいきなり入国許可証(COE)の申請登録だけしても良いのかも知れませんが、申請すると15日以内に書類をアップロードしなければならないという時間の制約があったので余裕をもって事前にできることは完了させてからの申請しました。

不備がなければ入国許可証が入手できます。

画像4

右上のQRコードで管理しているのでしょうか。

あとは出発72時間前までにコロナの検査をします。
タイ入国に必要な検査はリアルタイムPCR検査ではなく、RT-PCR検査です。
(reverse transcription PCRの略らしい)
リアルタイムRT-PCR検査とかもありますのでややこしいです。
検査結果が陰性である証明書と Fit to Fly とかいう謎の書類も発行してもらう必要があります。

Scan2021年02月14日

Scan2021年02月14日 2

2つ取得しましたが書いてる内容はほとんど一緒なのでどっちの書類がどっちかよくわかりません。

金額は病院によってピンきりといった感じでした。
検査が4万円、証明書発行が1万円という病院もあり、すべて込みで3万円とかもありました。基本的にはネットで検索しているので見つかる情報は限られています。
検索すると中国向けの書類発行できますというのはちらほら見ましたので需要が多いのでしょう。
ホームページが無い病院でも実施しているのかも知れませんので現地で問い合わせが確実です。

入国の1週前に事前に書類を送るように隔離施設からメールが届いていました。

1.フライト情報 空港ピックアップのため
2.COE
3.Fit to Fly
4.コロナ保険の証明書
5.婚姻証明 (夫婦で利用する場合)
6.出発前のコロナ検査結果
7.パスポート

今回5の婚姻証明は必要ないのでその他の書類をメールに添付して送り返します。

あとはタイに飛ぶだけになります。

ちなみにスワンナプーム空港に到着するとこんな感じだったと写真をいただきました。

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防護服を着用してガードしていますがスカートで素足の職員もいますので、その辺りがなかなかタイっぽいかなと思いました。

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物々しい雰囲気です。

ということで1月から準備を初めて無事に2月のフライトでタイに入国することができました。

入国後はホテル側が隔離施設までピックアップしてくれます。
というか空港に迎えに行って接触することができないと思います。
隔離ホテルまで荷物を取りに行っても、受け取ることすらできませんでしたので日本からお土産として賞味期限が短いものを持ってくるのはオススメできません。

これからタイに行くという方の参考になればと思います。

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