肩や首のコリを無くす方法

肩こりや首のこりのない人はいない?

 以前に町会の役をしていた時に、会館を利用して体操教室を開催していた時があります。
 月に1度、勉強家のヨガの先生に来ていただき、1回、数万円の手当療法(全身のコリを取り除き、赤ちゃんの体に戻る)を、無料で順番に施していただいていました。
 生徒さんの一人に肩こりを知らない人がいるというので、先生にお話ししましたら、そんな人はいないと断言されました。肩こりに気づいていないだけなのだと言われました。その方にそのことを伝えると肩を触らせてくれました。
 柔らかい肩で、どこにも硬くなった筋肉など感じられません。

 地元の恩智というところは働き者の村で、恩智には嫁にやるなと近隣の村では言われています。恩智に来るとムチャクチャ働かなければ嫁としての評価はされません。(今はその風習は消えています)
 私の母はもともと地元でしたので、良く働きましたが、恩智一の働き者と呼ばれていました。もちろん肩こりもひどく、絶えず鍼灸治療を受けていました。

 肩こりを知らないこの女性は、恩智に嫁に来て、母とは逆に、最悪の評価を受けていました。始終叱られていたそうです。80歳の今日までです。

 この話を聞いて、私はなるほどと納得しました。
 肩こりを起こさないためには、無理な働き方をしない事です。しかし、誰でも無理をしなければならない時があります。その時の筋肉の緊張が回復しきれないで残ったのがコリです。怒られようが、遅れようが無理のできない性質がこの女性です。従って、コリは残ることがありませんでした。

 肩が凝っていても気づいていない人がほとんどです。私も、そうです。人体画の行を行うまでは、肩こりや、首のこりに気づいてはいませんでした。
 気づかない肩こりの上に、少しでも無理な作業を行うと、たちまち引きつるような肩こりを引き起こします。それが今回の私の「人体画の行」でした。

『エネルギー体操』によるコリ解消法


 毎日、この行のために、余裕の時間がなかったので、しばらくそのまま放置に近い状態でしたが、日常生活に支障が出るまでになったので、『エネルギー体操』による「コリ取り」を行いました。


 

人体画の行(11)

 人体画の行を行うと、指の細やかな動きが必要になります。どこかが凝って、指が思うように動かないと思うように絵が描けません。描きたいように手が動くためには、コリ(筋肉の癒着)を外すか、他の筋肉を使うかしなければなりません。
 毎日の行を達成するには、とにかく短時間に描かなければなりません。たちまち首が回らなくなりました。

 ヨガの先生の方法と、『エネルギー体操』で、コリを取り除く体操をしました。本格的な『エネルギー体操』は工程数が多いので簡素化したものを紹介します。

コリ取りの体操


 コリ取りの体操を紹介します。3つの体操を行っていただきます。
1.仙骨に両手を当てる(難しければ片方ずつ)

 上向きに寝て、仙骨(腰の後ろのあたり)に両手を当てます。そのまま、20分ほど待ちます。
 肩や首を触って腕や体を動かしてみて下さい。柔らかい筋肉を感じられると思います。身体全体がゆるんでだるい感じがすると思います。時間があればさらに手当を続けるのもいいでしょう。

2.両脚の付け根の内側(そけいぶ)にそれぞれ、両手を当てる
同じく、上向きに寝ます。そけいぶに両手を当てます。そのまま、10分ほど待ちます。このとき、脚の指を時折、グーパーします。
 下半身のコリ(緊張)がとれます。

3.後頭部、頭骸骨の下の端あたりに指を当て、頭や体を動かしながら筋膜リリースを行います。首のコリが軽くなります。

コリを起こさない工夫をする


 もちろん、コリを起こさないようにするのが一番ですが、人体画の行を楽しんでやろうと、工夫しています。
 技術の習得ばかりに気を取られて楽しんでいない所に改善の余地があります。

少しでも、楽しそうな姿を描こうと工夫しています。

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