自分の身体を知る

『はじめてのフェルデンクライス』

『はじめてのフェルデンクライス』(かさみ康子著)を読んでびっくりしました。これほどまでに『エネルギー体操』に近い体操に出会ったのは初めてです。
 膝をケガして手術をしても歩けるようになる可能性は50%と診断されたモシェ・フェルデンクライスが手術を受けずに自分で開発した体操で歩けるようになりました。

シンプルな動きで脳に情報を送る

  フェルデンクライスのレッスンは、シンプルな動きを繰り返し、脳に色々な情報を送ります。
 人は大人になるにつれて決まったやり方を繰り返すようになります。それが原因で思い通りに動けなかったり、様々な不調を生じている場合にフェルデンクライスのレッスンが役立ちます。
 フェルデンクライスのレッスンでは、シンプルな動きを繰り返し、脳に様々情報を送り、脳に新しい選択肢を与えます。
 新しい選択肢によって、パターン化してしまった動きや姿勢によって生じた不調、肩こり、緊張などの様々な症状を解決します。
 体の動きという、わかりやすく、捉えやすいものを利用して、「感覚」、「感情」、「思考」を含む、人の活動すべてに影響を与えようとします。

身体や意識の深いところを活性化する『エネルギー体操』


 これは、やさしく自分の身体をなでることで、深いところにエネルギーを与えて、身体の深いところだけでなく、潜在意識まで活性化する『エネルギー体操』に似ています。

『エネルギー体操』は、胎児のときに、脳と同じところから生じた皮膚から脳に現状の自分の情報を送り、顕在意識を介在させることなく身体の深いところに働きかけて心身を活性化します。
 これは、フェルデンクライスのレッスンを超える心身の活性化をもたらします。


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