いけ!みどり町ボンバー隊 〜商店街を死守せよ〜 ①
熱っ!うま!
今日も肉タケのコロッケは絶好調だ。
みどり商店街名物筋肉がすごいおっちゃんが作る通称ゴールデンコロッケである。
この胡椒の効いた肉と芋だけのシンプルな味!
(おっちゃんの気まぐれで肉と芋の割合が日によって変わる)
食感が素晴らしいゴツゴツした形!
(おっちゃんがワイルドに形成した)
オジョウヒンなウチのコックには出せない味なのだ。
ウチの親は買い食いするなって言うし、夕食に商店街の食材も惣菜も並ぶことはない。
だからこっそり買って食べるのだ。
「おーい」
ランドセルを叩かれた。山ちゃんだ。
「聞いたか?商店街が再開発で無くなるって!ウチの八百屋もヤバイ!」
「なんだって!?」
あの肉タケを潰すなんて、大人は何をやってるんだ!?
このみどり町全体の損失だろう!?
「ここはみどり町ボンバー隊の出番だろ?もうみんなに声をかけたぜ。秘密基地に集合だ!」
2章「再始動!みどり町ボンバー隊」に続く
この作品は逆噴射小説大賞応募のために書かれました。小説の冒頭を400字で書いて投稿するというものです。https://diehardtales.com/n/nfce422e0faef
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