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♪② 大好きな街「あの雲は夏の空」テーマ曲

2022年10月12日、theStagPartyShowOSAKA(以下、SPS大阪)のオンライン公演「あの雲は夏の空」テーマ曲「大好きな街」がリリースされました。本動画は、お芝居と同じギター1本(Gt.taka)で演奏した『チキン南蛮包囲網プレライブ(2021.10.17)』の模様をお届けします。

あの雲は夏の空webポスター


大好きな街
作詞:西田おおすけ
作曲:西田おおすけ
編曲:taka
※「theStagPartyShow musics 3」収録Verは、編曲:ふみお

赤い電車がホームにゆっくり滑り込んでいく
相変わらず少しさびれた駅前商店街
待ち合せによく使っていた
バーガー屋はもう潰れたけど
変わらない夕焼けが僕を迎えてくれた

「ただいま」とつぶやいて吸い込んだ夏草の匂い
何もない街だけど思い出にあふれた大好きな街

なじみの店で歌った青春ソングも今では
少し照れくさいけどいつも真面目に向き合っていた
あの頃の仲間は今頃
元気にしているかな?
僕はそれなりにやっているよ。
また会いたいな

少ない荷物で街を出たあの日交わした約束は
形を変えながら胸の中で光る僕の宝物

気軽に会えない世の中がもどかしいけれど
この街は鮮やかに再現してくれる
記憶を超えて、時を超えて、夜の公園のフェンスを越えて
胸の中で、踊るように、回り回るよメリーゴーラウンド
背中を押す、優しい声、届いているよ、届けたい
いつの日も、僕のそばで、支えてくれてありがとう

何もない街だけど僕が育った故郷
何もない街だけど思い出にあふれた
大好きな街

ライナーノーツ・・・・・・・・
この曲は、SPS大阪の公演「あの雲は夏の空」のために書き下ろした楽曲です。故郷や過去の懐かしい様子や、コロナにより会えない「会いたい人」との思い出を歌に込めるというオーダーを受け、実際に私の故郷の歌を制作することにしました。

僕の故郷は奈良の数万人規模の街で、駅前の半径百メートルくらいしか栄えてないようなところです。学生の頃は、駅に集まっては音楽仲間と盛り上がったり、路上ライブを楽しむ日々を過ごしていました。
今ではすっかり大人(一般的にはおっちゃん)の年代に差し掛かり、いつの間にか変わってしまった街並みと自分自身や人間関係に時の流れを感じ、戸惑いを覚えることがあります。それでも故郷は、真っ赤に染まる夕焼けや、毎日乗っていた赤い電車(近鉄電車)の風景とか、自宅までの道のりに転がる「あの頃」が沢山散らばっていて、僕のことを迎えてくれている気がします。心の中にある自分の本質や思い出ってものは、案外変わらないものなんだなと思い知らされます。

お芝居「あの雲は夏の空」は、SPS大阪の新人役者2名による2人芝居でした。二人の「どう頑張ってもハッピーエンドに繋がらない淋しさ」が基本軸のお話です。そのイメージに応えるように、「自分自身を育て励ましてくれた街の思い出」と、「会いたい人に気軽に会えないもどかしさ(コロナへの警戒心がまだまだ強かった2021年の状況)」を織り交ぜた構成になるように、途中で拍子を変えるなど自分自身も新たなチャレンジをしたことにより、めちゃめちゃ苦戦した曲でもあります(笑)

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オムニバスアルバム「theStagPartyShow musics 3」はコチラ

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