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1分でわかる「聴覚」とは!【RE-CEREBRO】1分で脳を再構成する-EP29

聴覚は、音の振動を感知し、それを脳で解釈する感覚です。
空気の振動が耳に入り、鼓膜、耳小骨を経て蝸牛に伝わり、そこで電気信号に変換されます。
この信号が脳に届き、音として認識されます。

聴覚は、単に音を聞くだけでなく、音源の位置や距離、音の種類などを判断する役割も担います。
これには両耳効果やカクテルパーティー効果などが関わります。

しかし、聴覚は時に錯覚を起こすこともあります。
例えば、実際には存在しない音が聞こえる幻聴や、音の高さが無限に上昇・下降するように感じるシェパードトーンなどが挙げられます。
また、映像と音声の情報が食い違うことで知覚が歪むマッガーク効果も興味深い現象です。

これらの錯覚は、脳が音情報を処理する複雑なメカニズムを反映しています。
聴覚は、物理的な音の刺激だけでなく、過去の経験や周囲の状況、期待など、様々な要因に影響を受けるのです。

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