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夜泣きとパートナーの「耳栓」から考える理想の夫婦の姿

長女を出産して、3人の生活がスタートしたとき
夜、パートナーの枕元には「耳栓」がいつも置かれていた。

翌日の仕事に支障があるから、寝不足にならないように。
パートナーなりの夜泣きへの対策だった。
(ネット記事に、夜泣き対策で紹介されていた)

わたしも最初は、「仕事があるのに寝不足はつらいよね」と思っていたが
毎日の夜泣きで、寝不足が続くと、
まるで「耳栓」が、私とパートナーの間に立ちはだかる「壁」のように感じるようになった

『僕は絶対起きません!君の寝不足に僕は関係ありません、夜泣き対応は僕じゃなくて君の役目でしょう』そう言われているように思えて、どんどん追い込まれていった。

耳栓を窓から投げ捨て、、、はせずに
「本当にしんどくて辛い」と号泣しながら訴えていた。
その後、耳栓はなくなったものの、
耳栓がなくてもぐっすり寝ているし、娘もパパでは泣き止まず、結局は夜泣き対応がなくなることはなかった。
それでも、金曜と土曜は夜泣きの対応をがんばろうと、心がけてくれた姿勢がうれしかったし、「1人じゃない」と安心したのを覚えてる。

実は他にも「耳栓」されてました

ということは他にもあって。
どういうことかというと、何も話し合ってないのに、
「ママがメイン、パパはサブ」みたいな謎の役割分担。


・子供が発熱した時、保育園から呼び出されたら仕事を早退するのはママ
・自宅で看病するとき、仕事を休むor仕事をしながら看病するのはママ
・寝かしつけはママ
・子供が泣いて手に負えない時はママ
・遠足のお弁当を作るのはママ
・保育園の入園グッズを揃えるのはママ
・お休みの日の家事担当はママ
・くもんの宿題を見るのはママ
・子供の健診、予防接種に連れていくのはママ(何なら問診票も) etc

負担が増えてくると「なんでわたしばかり」という気持ちになってくる。
こういう時、これまでは具体的にどうしてほしいのかを言えずに、
「なんでわたしばかり大変な思いをしなきゃならないの!」と感情を相手にぶつけてしまっていた。
たいていパートナーからは「僕だっていろいろやってるし、仕事してお金を稼いでる」と言われる。
そういう話じゃなーい!とうまく伝わらないことにさらにイライラ。
何度もこういう喧嘩をしていて、「もうダメなんじゃないか」と思った時もあった。

「わたしはパートナーと、どんな関係でいたいと思ってるんだろう?」

パートナーに代わってやってほしいのかというとそういうわけでもない。
わたしはただ、「やって当然」とこちらの苦労を気に留めてもらえないのが寂しかった。他人事じゃなくて、自分ごととして思ってほしかった。

例えば、自宅で仕事をしながら子供を看病していたとき、パートナーは、まったく仕事部屋から出てこなかった。

わたしだって仕事を進めなくちゃいけない、でも終始、子供の体調を気にかけたり、ご飯を用意したり、ぐずらないようにしたり。
仕事部屋にいたままでは気づかない、たくさんのことをわたしは1人で対応していた。「ありがとう」くらいの一言がほしかった。

とはいえ、何がどう大変なのかは、相手も察することはできないのに、
「わかるでしょ、一言くらいあって当然」と思っていて、現状を伝えなかったわたしにも反省点はあった。
「わたしがやらなければならないこと」っていう思いこみもあったように思う。

どちらかが辛そうなとき、大変な局面のとき、
他人事じゃなくて「思いやり」をもって支え合える関係性でいたい。
どっちも辛いなら、思いきって何かをやめたり、誰かに頼ったり、
解決策を一緒に考えて、話せる夫婦でありたい。
無理せず楽しく子育てをしていきたい。

こんなふうに、わたしが思ってるってことも、パートナーは知らない。
今週末、伝えてみよう。
ちょっと照れくさいけど、なんて反応するか楽しみ。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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