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台東区 白水湯

2020.02.04

サ活史上、こんな事件が三連発起きてよいのでしょうか。

ヤバいよヤバいよ。しかも、三連発。
たぶん、一発ですら、たけしの挑戦状で喰らうくらいの、ドスって腹に落ちるダメージ。

先ず、入店時のおじいさんと退店時の大人しいレゲエおじさんとのギャップ。鶴ちゃんのプッツンファイブで、お含みくださいのコーナーだったら、牛乳吹いてた。とにかく今すぐ行って、レゲエおじさんを貴方の目で確かめてほしい。

入店時には、お風呂代に100円足すだけでサウナが楽しめるだけでなく、サウナマット、タオル大小がレンタルできちゃう。というのは、受付の方によるらしく、私の時は大タオルは借りられなかった。

で、着替えて入浴するのだけれど、お湯たちが4つくらいあって、熱湯2つ、夜のぬる湯、水風呂。そして洗い場とサウナ。昨日訪問したばかりの寿湯と同じく、目視できる範囲のお風呂サイズは至極。

サウナ→水風呂→休憩を3度重ねたあたりで、事情聴取開始。
常連さんらしきに、「あっついサウナですね」やら、「こじんまりと気持ちいいですね」やら。
品のよい常連さんは、「私も毎日来てる。もう20年くらい、自宅にもお風呂はあるのに、もう銭湯しか入れないなあ。動けなくなったら、サウナ来られないから哀しいなあ、動けるうちはまだ来るからね。それはそうと、どんなお風呂が好きなの?」と。
私、「そうですね、この辺りだと昨日行った寿湯、萩の湯は好きです。ただ、萩の湯はサウナでおしゃべりが多いので、ちょっと落ち着かない日もありますねー」と。
常連さん、「あっ、今来た方、私なんかよりここ長いから、なんでも知ってるよ」と。私はふーん、と聞き流していた。

ああでも、こういうサウナやお風呂での交流って楽しいな。
そして常連さん2、まもなく入室。常連さん同士の話を聞いていると、第一声からして紛う事なく、萩の湯のサ室おしゃべり怪人ではないですか、あんた。
ラグビーの試合だろうと、バラエティだろうと、報道だろうと、容赦ない。
初めのうちは耐え難きを耐え忍び難きを忍んでいたのだけれど、勇気を絞って11月から1月にかけ、「テレビの音声が聞こえないので、静かにしていただけませんか」と伝えた相手だよ、おいおい。大して視聴したい番組ではなかったけれど、今回のおばあさんが主犯のおしゃべり2人組に行ったのでした。裸一貫てこういう時にこそ使うのだなと思いやりながら。
そんな相手に、よりによってこんな完全アウェイで、しかも定員4名のところで会っちゃうんですかね。

常連さん1が私がお初入店なこと、萩の湯にも時々通ってることなんかをお話しして(しまったせいで)、2段目のおしゃべりが私を覗きこみながら「あんた、萩の湯で見ねえ顔だな」と先攻。ドギマギしながら、ちと安心する1段目の私、顔を伏せて「あっ、じか、時間帯が違うかも知れないですね…」と不自然にも目を合わせないように。おしゃべり「そっか、オレ、ここが休みだからよ、月曜の10時過ぎにしか行かねえからよ。この辺の風呂のことはなんでもオレに聞いてな、だいたいどこもわかってっから」とのこと。私「あっ、は、はい、恐れ入ります」
その間、常連さん1は、私がサ室でのおしゃべりが苦手なことを知ってか知らずか、ずっと黙ったままでした。
一方的にマシンガンな話を聞くと、大病をし、ドクターストップがかかっても尚、サウナは辞められないのだとか。サ室の扉を開けるともう我慢できないのだそう。
ドギマギと高温のためか、一体これがいい話なのか、ただのおしゃべり怪人の次なる手なのか、そしてこのまま私は怪人の舎弟になってしまうのか、と逡巡し、一礼して「お先に失礼します」と退出したのだった。なんなの、私。

早々と上がり、常連さん1にもご挨拶し、御釜ドライヤーで髪を乾かしながら考える。もし今おしゃべり怪人が上がって来たら、きっと私、このまま動き続ける御釜の中で息を殺して怪人が帰るのを待っているうちに、有り金を全部御釜に持ってかれて帰宅できなくなってしまうんだろうなあと妄想してました。

さて、事件三発目は、画像の通り、女子トイレが壊滅状態でしたのでご留意ください。
帰りに受付でその旨伝えると、レゲエおじさんが「えへへ、まあ、そっすね」とのこと。あ、そうすか。

私はしばらく自主退避しますが、ここのサウナも良いです!残念ながら私はととのわなかったけども!

サウナ:8分 × 5
水風呂:2分 × 5
休憩:5分 × 5

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