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江東区 隆乃湯

2021.6.9.

今日も出社日。
ということで、仕事終わりに銭湯お遍路へゴーウ!
連日にはなるけれど、江東区の陥落を目指します。

こちらはサンブラストで描かれたガラス絵、大きなタイル絵、薬湯が売りのお風呂のようだ。

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読み方は「たかのゆ」。
フロントの店主と思われる方に、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、なのだけれど、全く挨拶のないお店。
なんなら、常連さんたちこそが気を遣って「おやすみなさい」「さようなら」と店主にご挨拶するほどだ。そのタイミングですらも、店主からの返事は一切ない。え、どゆこと?
耳にイヤホンをしている様子で、さらにいうとやや強面。そのため、事情聴取もしにくかったのだが、詳しい取材というか詰問は出来なかったものの、「一代目だけど」ということだけは聞き出せた。
初代、ってことはないと思うのだけれど、まあいい。

脱衣所から浴場を眺めると、確かにガラス絵。
浴場に入ると、結構お客さんも入っていて、19時過ぎで10人ちょっと、といったところ。結構繁盛してますね。

正面にはモザイクタイルでヨーロッパの水辺やお城、森の景色が描かれていた気がする。気がする、というのは、その後、ぶっ飛び情報を教えられたからだ。
手前にカランと立ちシャワー一席、湯船は左から電気風呂、バイブラ湯、ジェットバス二席、日替わり湯のレイアウト。日替わり湯はブルーっぽい色味のお湯のようだった。ようだった、というのは、入っていないから。なぜ入っていないか・・。

身体を洗って薬湯に入ろうとすると、歯磨き中のおばさんが徐に近づいてきて「そっちには入らない方がいい」と耳打ちが。「なんだって?」と聞き返すと、曰く、さっきまでうんこが浮いていたのだという。「先に入った人が教えてくれたのよ、だから入らない方がいいよ」と口伝のリレーのようなのだ。

う、うんこが浮いていたんだって!

リレー形式で、お客さんからお客さんへと、口伝である。
よく、噂話には「尾鰭」がつきますよね。もし、スタートが「うんこ」なら、尾鰭がつくとどうなるのだろう。また、スタートがどんなものであれば「尾鰭」がついて「うんこ」になるのか。
本当にうんこが浮いていたならば、人はどう、尾鰭をつけられるだろうか。

店を出て、家人にカクカクシカジカLINEすると「聞きたくもなかったし知りたくもなかった」とのこと。そりゃそうだ。

ちなみに、せっかく教えてもらったのに、もし薬湯に私が入ったら、あなたは私を軽蔑しますか?私はします。
でも、試してみたかった。「うんこ」がどんな状況で捕獲されたのか知らんけど、入ってみたい、というよりは、入った私をみんながどう見守るか、社会学的実証ですね。

若いお客さんが、知らずに入ろうとした際の、まわりの数人が「アーーーーーッッ」と声をあわせたのも、連帯感があってよかった。
知らずに薬湯に入ったらさ、絶対香り嗅いじゃうし、何なら顔も濯いじゃうもんね。おお、よかったよ、間に合って。

帰りがけ、靴ベラを借りると、こんな文字が。

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なんとなく、店主の顔が思い出されました。

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以上の出来事は、入浴前にいただいた「亀戸餃子」の味も忘れるほどの驚きだった。「亀戸」駅から銭湯までをググると、なんと通りがかれるではないの!一度行ってみたい餃子屋さんだったので、迷わず入店。
「飲み物は?」と間髪入れずに聞かれるので、何か頼まないと・・と「ウーロン茶」とお願いする。ちなみに小瓶で150円。めちゃくちゃ良心的。

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こんな貼り紙もあるので、迷わず二皿を発注。

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間もなく餃子は、焼き立てアツアツ!
ラー油をかけて食べると美味しい!
さらに「お代わりは?」と聞かれるので、お代わりしないと・・と「一枚・・」とお願いしてもぐもぐ完食。
うーん、ちょっと多かったかな、と思いつつもとっても美味しい餃子でした。

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お遍路番号 江東 9
住所 〒136-0071
江東区亀戸5−9−7
電話番号 03-3681-5440
ホームページ
アクセス 総武線「亀戸」駅 徒歩3分
休日 木曜
営業時間 15:05−23:30

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