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新宿区 第三玉の湯

2020.03.12

高校時代、近くの八幡宮の正月バイトで巫女さんをやり、「ようこそお参りくださいました」「700円お納めください」なんて言ったけど、有難味…。

今日もラストのアポを牛込神楽坂に持って行き、もれなく入店。ようこそ、中略、遊ぼうよパラダイス。ローラースケートを買ってもらえなかった我が家では、例外的に弟に水陸両用ホバークラフトが授与され、3日後には弟も既に倦怠感が生じ、その翌週には私が風呂で乗って沈めて壊したよね。

さて、回数券とサウナ代530円を支払い、脱衣所に。御釜ドライヤーはもとより、3分20円のドライヤーが5台くらいある。神楽坂に二言はない。
浴室は中央に洗い場があり、ローカルルールとしては、席で洗い立ちシャワーで流す、のようです。洗い場を囲む形で左手からサウナ、水風呂、奥に半露天、炭酸温泉、白湯、ジャグジー、脇に電気風呂。電気風呂が唐突かつ表記なしのため、ちょいビリにめちゃくちゃビビる。「ほ!ぽう!」って声出たわ。なんだよ、ぽうって。
こちら、18時から19時半までの間、お客さんびっしりなんだけど、静寂さがあるのですよ。ある意味緊張感というのか、それ故、ぽう!なんて目立つことこの上ないのである。

サウナはよい塩梅の92度で、広々2段シート。広い車ってこんな感じなのかな、幅も奥行きも態勢自在で汗もじわじわり。今日だけなのか、ぽ、ぽ、と音が聞こえる。水滴が滴るような音。ぽっくん、言ってませんよ。

水風呂も20度で、交互浴の方も多く4人定員と狭いのだけれど、同じ釜の飯仲間の雰囲気になれる。狭いけど。出ました、こちらのローカルルール、入り口には立ち止まってはいけないと、常連さんのお達し一丁。

そして、半露天。よく飲みに来ていた神楽坂の風、意外と静かだ。そう、この街はビストロが好きなんだよね。五十番は、蓬莱には勝てないなんてわかってる。

ととのいかけたかと誰もが思ったその瞬間、サウナに戻ろうとすると、タオルが挟まってドアが2cmくらい解放宣言。中途半端な帰国子女がやりがちな、困ったなーのジェスチャー。やりました。手のひら上向きの傅くポーズ。ぽーう!
やっこさんは洗い場なう、タオル外して、犯人入室まで粘ったよ。12分。結構つらひ。
登場なさった。ようこそお参りくださいました。
やっこさん「あら取っちゃったの?」
わたし「温度下がっちゃいません?」
や「92度を超えたらいつも開けとくんだけどな」
わ「...」
我慢較べ。樋口一葉もびっくり。勝ち越しても、ととのわないよね。もう、バトルはやーめよう。えーん。

サウナ:8分 × 7
水風呂:2分 × 7
休憩:5分 × 7
合計:7セット

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