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北区 十條湯

2021.12.19.

昨日は奇跡が起きました。
家人から「ここのところ寒いからさ、銭湯にで身体温まりたいんだけど」との申し出が!!
ここまで約二年、地道なロビー活動をしていた甲斐があったというもの!

「よし、検討させてください」

数々の条件に当てはまる銭湯を思い浮かべて伝えては、「ちょっと違う、きれいな雰囲気と綺麗とは違うからね」「町が嫌だ」と課題は乗っかってくる。

最後まで残ったのは「松本湯」「十條湯」で一騎打ち。・・というか、私の個人的な理由で、クラウドファンディングのリターンを使う、という目的もあったのだけれど、サウナを利用しない家人にとっても、どっちもいい銭湯だろうと思い、今日は「十條湯」にゴーウ。

初回の訪問は昨年の8月でした。

そして、ヴィヒタサウナデビューから間もなくも訪れている。

というわけで、本日は4回目の訪問だ。
万が一、銭湯に満足いただけなかったとしても、一日の満足感を底上げするために、好物のおうどん屋さん「讃岐うどん いわい」もリストにピックアップ。家人の申し出にやや興奮気味の私に「おちつけ」と繰り返す家人。お、おう。

新宿から埼京線に乗り換え、意外と早く着く。銭湯の開店は15時で、まだ二時間ほどある。先ずは腹ごなし、ということでうどん屋さんに。
商店街を歩いて、アーケードの総菜屋さんの行列を見やり、おにぎり屋さんや古着屋さん等を通過して、到着。行列こそできていないものの、ほぼ満席で、端っこの席に何とか滑り込む。

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「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」など、讃岐うどんの本場のスタイルで、かけ、しょうゆ、ざる、湯だめと天ぷらとサイズを選んで先払い。
今日の私たちは、麺は水で締めて、温かい出汁のかかった「ひやあつ」の中と小、天ぷらはれんこん、とり、ちくわ、いかげそを選択。
楽しみに待ち構えて、天ぷらを齧り、うどんを啜る。
本場よりやや腰は弱くも感じたものの、今はなき「宮武」で修業されたという店主の手打ちのうどんはとってもやさしく、天ぷらもアツアツで大満足。

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その後は正面の古着屋さんを見たり、商店街をプラプラしたり、まだ一時間ほどお風呂まであるので喫茶店に入ったり。
時間潰しのつもりで入った喫茶店が、土日のみ営業のお店で、座った席の近くに模型があり、クリスマスのイルミネーションや街並み、電車などが飾られていて、まじまじと見入ってしまう。
観覧車の上に見えるのは、なんとドローン!

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列車の中には、乗客もいて、人々の表情まで楽しい。

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コーヒーカップも自分で選べたり、ゆったりとした時間をコーヒーの香りと楽しむ。

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そして、待ってましたの開店!ガラガラ!という音と同時に、待っていた常連さんたちがささっとお店に吸い込まれていく。

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私たちも入店し、先ずは下足箱チェック。
実は、下足板のとある番号に、私の名前「おヌシちゃん」を印字してもらえるというクラウドファンディングに参加したので、印字をチェックしたかったのだけれど、今日は既に板が抜かれていたので、チェックできず残念・・。

90分後に、と家人と待ち合わせを確認し、私はサウナをつけてプラス200円。小タオルとサキーをお借りし、「おしゃべりはしないようにお願いします」というケンユウさんの申し出に「はい」とお返事。
開店早々なのだけれど、どんどんお客さんで混んできて、カランもほぼ埋まるという盛況な昼下がり。
モザイクタイルのたもとの熱いお湯、ぬる湯、ジェットバス、水風呂と見慣れたお湯を愛でつつ、身体を洗って熱湯に。アッツ!でも、冷えた身体がじん割と温まり気持ちいい!
そしてサ室には、常連さんと思しきお姉さま方がお二人。おひとりはピンクタオルの土日のお客さん、もうお一方は金曜日以外ほぼ通っていらっしゃるというお客さん。
お二人ともサウナ、水風呂を楽しんでいる方で「昨日は、手先がピリピリしちゃって、とっても冷たかったのよ、でも今日は長く入っていられて気持ちいいわね」とおしゃべりが楽しい。この辺りにも7軒ほど銭湯があったようで、残っているのはもうここだけ。北区界隈の銭湯巡りの話などをして、とっても和む。いや、水風呂の中なので、身体は冷めつつなのだけれど。
サ室はドライフラワーの効果なのか、ヴィヒタのような香りもふんわり広がり、そのほかのお客さん二人が加わり、5名で静かに温まる。いいねえ、あったかい人たちとサウナ。常連さんお二人とも、とってもいい方たちで、また土日にお会いできるのが楽しみだ。

お風呂上りには、既に待っている家人と「喫茶深海」のメニューを。プリンは固めで、カラメルも濃くて美味しい。
クラウドファンディングのリターンの下足板、私が使わせてもらったのは「荒川区 千代の湯」さんのもの。次回は自分の名入れのものを使いたいなあ。

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そして、クラウドファンディングのリターン、ドリンク券を使ってクリームソーダを。炭酸水にバニラアイスに黄色の星のフルーツにクリームにサクランボ。キラキラと金箔までかかっている、手の込んだ一杯。身体は冷えてしまうのだけれど、美味しかった。
喫茶のお客さんもほぼ埋まっていて、家族連れやおひとり様などで人気なのだなあ。支援した通りすがりの銭湯ファンとしてもうれしい。

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私の名入れは#36で、来た時も帰りも使用中。人気の番号なのね・・。

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喫茶の看板も、夕暮れに光る。
これだけ繁盛していたら、ここは未来永劫、とまではいかないかもしれないけれど、あの常連さんたちが通い続ける未来は明るいはず。

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銭湯上りには、家人に感想を聞きながら、新宿へ。感想は「普通」とのこと。でも、嫌なことがあれば「もう行かない」となるタイプの人なので、まあまあよかったようでうれしい。
夕ご飯は「牛たん ねぎし」へ。じゅわりと噛みしめる牛たん、美味しいね。一緒に食べると美味しいね。

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今日もありが湯。

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