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「さみしい」

休日の朝はね、
「あっ」というまもなくすぎてしまって
うちはさみしいの。

それはね、
誰に言うこともなくて。できなくて。

うちはもどかしい

******

ご飯の時にね、
言いたいことが出てこなくて

さみしいの。

いいたいこと
あるはずなのに
その尻尾もみえない。

そのこ、いま、
ここにはいないの。

******

グラウンドにね。
だれもいなくて
さみしかった。

たまさか
訪れたうちと

キャッチボールしてくれるひと
一人くらい
いてくれたっていいのにね。

誰もいない。

誰かいたとしても
いつも誰かと一緒。
隙がなく二人っきりで。

うちは、「ふたり」を思い描くならば
「隙だらけの二人」っていうのがいいんだけど。

人と人との関係に
いつの間にか
隙間がなくなってくるのは
不思議だね。

だから別れたくなっちゃうんだよ。


うちはさみしいの。

このさみしさ、
誰かのかたはらにいても

ずっとずっと残りますように

その隙間に
かぜが吹き込んで寒くて。
太陽の光でまた暖まって。

この隙だらけの世界のように、
その関係がつづきますように。

29years old,2.27,Mizuki
ノート「あ」p26 28才1月9日より

絵を描くのは楽しいですが、 やる気になるのは難しいです。 書くことも。 あなたが読んで、見てくださることが 背中を押してくれています。 いつもありがとう。