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Mizuki
2021年2月11日 13:13
雲が閉じたとき、おとうさんはこちらをみて何か言おうとした。光の筋にのって雲の上まで帰ろうとした夕方わたしは間に合わなくて、雲のこちら側に、取り残された。口を開いて、「まって」といおうとしたとき、雨がどっとふってきた。翼がぬれて、はばたきができない。息も、できない。こんなのはじめて。下を向いていないと息ができなくて、つばさの付けねが痛くなるほど羽ばたいても、