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Netflixで「幽遊白書」観た

完全に怖いもの見たさ。

感想は…

戸愚呂兄弟がまあまあちゃんと(もちろんCGなんだかVFXなんだか込みで)
戸愚呂兄弟しちゃってたもんで
蔵馬と飛影のアレがアレではありました。
キャストがどうこうというよりは、まあ無理がありますよね。

原作はね、大切な作品なんですよ、自分にとって。
ここでは多く語りませんけれども。

なんというか、端折りすぎじゃね?

蔵馬はともかく、飛影がちゃんと仲間になるのって四聖獣編を経てからじゃないですか。
んで幻海への弟子入り争奪戦があって、暗黒武術会、って流れなわけで。

まあ四聖獣編は再現に無理があるとして(個人的には魔回虫に寄生された岩本先生を実写で見たかったけど)
せめて飛影が幽助を認めるくだりは入れて欲しかったなぁ。

大事なところ端折っちゃって魅力がぼやけてるというか、

1話観始めた時は「お、これは期待できるかも」と思ったんですよ。
ONE PIECEのことがあったんで。

でも全5話だってのを知って「ん?」ってなり、
悲しいかなその予感が当たってしまったというか。

惜しいんですよね(偉そう)。
理解はできるが納得はできない。

もうちょっと尺を伸ばして(せめて1クール分くらいは)
4人が仲間になるまでと個人のエピソードを丁寧に掘り下げてくれてれば。

配役はね、悪くないと思うんですよ。
垂金権造はちゃんと垂金してたし、
左京の稲垣吾郎は目の奥笑ってない感じがぴったりだったし
綾野剛と滝藤賢一の戸愚呂兄弟は最初発表された時「マジか」ってなりましたけど想像以上にちゃんと戸愚呂兄弟だったし。
コエンマもまあいいでしょう。
北村匠海はさすが、って感じだったし桑原君もよかったですね。


……
……… 。

やっぱり「妖怪」に無理があるんですかね。
完全なる異形はまだしも、人型妖怪。
姿勢は伝わってくるし頑張っているのもわかる。

ただ、理解はできるが納得はできない(2回目)。

ラストバトルもね。

そもそも戸愚呂兄弟以外の敵の登場が唐突。
原作はチームバトルなのでね。

中身もね。

まず蔵馬vs鴉。
蔵馬が妖狐に戻るのも突然だし植物使いなのどっかで言ったっけ?
ほぼ憑依だから妖狐に戻るのは難しいって設定がまずあって(ここは説明されてた気がする)、
胎児に戻る煙かなんかに巻き込まれて偶然戻っちゃって
そのあとだんだん境目がなくなって…
って流れでしたよね?
イヤ急じゃね?戻るの。

飛影vs武威。
みんな大好き邪王炎殺拳。
邪王炎殺黒龍波ね。
いや叫べよ、技名を!
あれを見たいためだけの闘いだろうが!

どちらもね、
「魔界のオジギソウは気が荒い」
「巻き方を忘れちまったからな」
はあるのよ。

でもそこまでの流れね。
やっぱり端折っちゃってるから唐突なんだよな。

ラストバトルもなー、
一番大事なところが抜けてる気がする。

ふむ。
まあこれ以上書くと悪口になっちゃいそうなので止めましょう。
不毛なので。

完全なるド新規にはいいかもしれません。
ただ原作のリアルタイムでのファンは大体40代前後なのでね…

あ、ただ少なくとも「原作をもう一度ちゃんと読みなおそう」ってきっかけにはなりました。
冨樫先生は偉大だよ、まったく。

最後に、俺史上五指に入る好き好きヒロインの一人である雪村蛍子。
役の白石聖さん。

最初野暮ったいおかっぱだったんでどうなることかと思ったんですが、
めちゃくちゃ魅力的な女優さんでした。

俺ももう1回原作読み直して答え合わせしながらならもう1回観られるかもしれません。

★★☆☆☆

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