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金曜ロードSHOW!で「天使にラブ・ソングを…」観た

語尾がアルファベットになってから放送する映画のチョイスがあまり好みと合わなくなったので観ることがめっきり減ったんですけど(何で変えたんですかね?)

さすがに本気出してきた感じですよね。

というわけで観ました。

まあこれが名作中の名作であることに異論がある人は少ないと思いますけど、やっぱり最高でした(語彙力

2も観たい。どうせなら2週連続で放送すれば良いのに。2は少女の頃のローリン・ヒル(とジェニファー・ラヴ・ヒューイット)が出てるんですよねぇ。

シンプルに「美しい歌声とご機嫌なメロディを聞くと元気になる」これに尽きるでしょうね。

ウーピー・ゴールドバーグはもちろん最THE高なんですけど、ストーリーも分かりやすいというか、本作の大ボスであるところのヴィンスでさえ小心者の小悪党で憎めないというか。あの感じですよ、ドロンボー一味とかロケット団みたいな。家族全員で安心して観られるし、観終わったあとは幸せな気分になる。

音楽史的な背景と2まで含むこの映画を照らし合わせると、モータウンやR&B的な要素をゴスペルと組み合わせることで「人種が混在するアメリカの肯定」みたいな話になるのかもしれませんが(そもそも修道院にはアフリカン・アメリカンはデロリスだけ、2では人種が混在する聖歌隊が結成される)、そんな小難しい理屈はさておいても(知っておくともっと面白いとは思いますが)純粋に面白いし、デロリスが指揮者になって最初のミサのシーン、シスター・ロバートのソロパートなんかは鳥肌立つよね、何度観ても。

楽曲もまた楽しいというか、いまや合唱曲としても有名になってしまった(?)「Hail Holy Queen」はもともと由緒あるグレゴリオ聖歌をアレンジしたものらしいですけど、クライマックスの法王が観に来るシーンで歌われる「I Will Follow Him」はポップスだしね。「彼についていくわ」の「彼」を「主」に置き換えて、修道女の主に対する熱烈な敬愛を示してるわけだけれど、この発想ね。

久しぶりに民放で映画を観ましたけど、一緒に見てた息子も腹抱えて笑ってましたから。民放での映画放送に求めてるのはこういうことなんですよ。

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