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【01】 運命の人に出会ったという話

今日は少し色めいた話をしようかと思います。笑

とはいえたくさんの「目に見えない力」がここにも隠れています。

まさか自分がこの辺のネタを書くことになるなんて、「運命の人」を探し求めていた頃には想像もつきませんでした。いやはや。

今思うと若い頃の自分は何をとっても若かったな〜と思います。

この手の話はもう少ししてからと思っていたのですが、何となく振り返りたくなったので書いてみます。取り急ぎは恥ずかしい過去を晒しあげることになりますが、よければお付き合いください(笑)



恋愛の歴史

私が初めてお付き合いしたのは19歳の誕生日を迎えた頃でした。

まわりはずいぶん前からお付き合いをしたり恋愛を楽しんでる中、ぽっちゃり体型でお笑い担当だった私は「どうせ私なんて…」という思いが強く、気になる人がいても「私のことなんて好きになるはずがない」と思い込んでいました。

後からわかったことですが、当時の周りにいる男性の内数名は満更でもなかったようです。思い込みって本当に厄介ですよね。

その当時、mixiなどのコミュニティサイトが流行っていて、周りの目が気にならない”ここ”であわよくばの出会いを求めていました。そこで知り合った同い年の男性とひと月余りで遅咲きのはじめてのお付き合いをすることになります。

今思い出してもどこが好きだったのかさっぱり?と言うことはよくある話ですね。自信がないのに見え張りの私は「わたし彼氏いるんだよね〜」と付き合ってるんですアピールで周りに劣りたくないだけだったように思います。ほんとうに虚しい。

そしてそれまで貯まっていた性欲が爆発したのもこれがきっかけ。

昔から比較的発達の早かった私は性に対してもずっと興味があって、歳の離れた姉のちょっぴりHな漫画をこっそり拝借しては発情し、まるで中学生男子のように夢や胸を膨らませていました。(今でも発想は中二)

お相手も大体同じような気持ちで付き合い始めたのでそう長く続くはずもなく、それから3ヶ月ほどでこの彼とはお別れ。少しお付き合いしたことで自身のついた私は、いろんな出会い系サイトやコンパ・飲み会などに参加してはがむしゃらに彼氏や関係を持てる人を探す日々が続きました。(若者体力あり余る)

異性と密接に関わることで少しだけ自信が湧く気がしていたようにも思います。


でも本音では『本当に好きになれる人に出会いたい』『いつか私を愛してくれる人に出会いたい』と心から願っていました。


運命の人との出会い

20歳になった頃だったと思います。この頃もまだ並行していろんな男性と遊ぶ日々が続いていた中、とあるサイトからメッセージをくれた男性と連絡を取り合うようになります。

彼は私の1つ年下で、この時もたくさん絡んでいる中の一人くらいの感じで連絡を取り合っていました。

そして知り合ってそれほど間も無く会うことになります。

彼が19か20、私が20か21歳くらいの頃でした。

待ち合わせた駅でやってきた男性。そこに現れたのは超絶イケメンで背が高くて大好きなセミマッチョ。私の理想を絵に描いたようなドストライクの男性でした。

(いや写真でもイケメンやなおもてたけど想像以上に最高パフォーマンスぶち込んでくるやないか!おいおいおいおい!ゴルゴルゴルゴルゴール!!!)

と、普通ならどう考えてもここで大喜び案件なのですが、私の心に頑固にこびりついてる「どうせ私のことなんて好きにならない」と言う悪癖はイケメンを前に拍車をかけていました。


ファミレスに入りご飯を食べていたのですが、少しやんちゃそうな見た目とは裏腹、かなり無口で厳格な雰囲気に変な緊張をしたのを覚えています。

そして店を出て少し散歩をして駅のベンチでおしゃべりしていたらふと彼が

「石付けてるん?」

と私の腕を見ていいます。パワーストーンです。すでに目に見えないものに興味を持っていた私は、パワーストーンも大好きで毎日付けていました。

でもうっかりいつものノリで付けてしまったけど、改めてそこに着目されるのは何だか心の中を覗かれたような気がして少し恥ずかしいやら見られたくないやら、反面、私自信を理解してくれて認めてくれたような、そんな不思議な気持ちでした。

そしたら彼が

「俺も付けてるねん」

と腕のパワーストーンを見せてくれました。

「オニキスや!魔除の石やろ!」

まさかの共通点に驚きと興奮でいっぱいでした。

この頃は純粋にこの人も石好きなんや!くらいにしか思っていませんでしたが、この出来事は石を付けなくなった今でも心のお守りです。


それから流れで彼のご実家にお邪魔することに。そして夜はお盛んだった私からお誘いし、出会って数時間後に体(たい)を重ねることになります。笑

その時とても印象的だったのがキスの時、彼が震えていたこと。

(この人絶対モテるやろけどもしかして緊張してるんかな?初めてではないやろうけど意外とうぶなんかな?訳がわからんけどめっちゃ可愛いいな。カナやんかな。震えるイケメン最高やな。え、最高やな。)


突然の突き放し

翌日帰宅してからも彼と会っていた時のことを思い出して物思いにふけます。

カッコ良かったな。最初ちょっと怖そうやったけど意外と優しそうやったな。パワーストーンに興味あるんかな。震えてたな。カナやんかな。最高やったな。

昨日多分向こうも楽しそうにしてたし、何やったら震えてたし、もしかしたら付き合えるかも!そんな安直でバカで行動力のある私は次のお誘いを持ちかけます。

「次いつ会える?♡」

「またな」

(え、そっけな!やっぱりヤリ目やったん!?ヤレたらすぐポイか!高性能の震える技術を持った新手の詐欺師やないか!!!)

そしてお得意の「どうせ私のことなんて好きにならない」が発動します。

ヤンチャそうな見た目でイケメン、いろんな子と遊んでて完全に私なんて眼中にないでしょ。

恥ずかしさやら悲しさやら虚しさやらがグルングルンします。


でもこの時から実は、彼は私のことが忘れられなかったらしいのです。

彼にも何かしらの傷ついた経験から素直に喜んではいけない。すぐに受け入れてもどうせ裏切られる。と、私と同じ『思い込み』と言う憎き悪癖を持っていたのです。


つづく

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