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温泉小噺 やさしい場所
別府の温泉の好きなところ
脱衣所に、お風呂専用の車いすが置いてあって、
お風呂の中まで入れるんです。
湯槽は無理なんだけど、脱衣所で自分の車いすから
乗り換えて、洗い場まで入って使う。
すべての温泉に備え付けている訳ではないけど、
さすがバリアフリーの街だなぁ、と思う。
押してあげたりドア開けたりするのは、たぶん知人ではない。
顔見知りかもしれないけど、そこにたまたまいる誰かがちょっと手を貸す。
ある時は、ほんっとに産まれたてほやほやくらいの
赤ちゃんがいて、お母さんが脱ぎ着する間
これまた脱衣所にちゃんと用意されてるベビーベッドに寝かされていて、
たまたまそこにいる見知らぬ誰かが構ってあげている。
産湯から、シニアまで。
別府の温泉では誰かが見守ってくれているよ。
そうそう。
こんな熱いお湯に赤ちゃん大丈夫?って私は思いました。
が、お母さんは躊躇なく、周りの誰も止めない。
赤ちゃんも泣かない。
こうやって産まれた時から温泉に入って育つんだなぁーって脱帽しましたとさ。
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