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e-温泉マイスター 松原温泉黄金湯

e-温泉マイスター講座の終了レポート「あなたのお好きな温泉の分析書を見て、源泉名・泉質名およびPRポイントをPRして下さい。」から
                   e-温泉マイスター 中村 秋男
松原温泉黄金湯について

源泉名 松原温泉 黄金湯(こがねゆ)
泉 質 ナトリウム・カルシウム‐塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)

松原温泉黄金湯の場所は大阪市の南に隣接する松原市で、大阪府の大動脈である中央環状線(府道)の南行きに接しています。
 大阪駅から車で下道を走り約18kmです。付近の大阪メトロ及び近鉄電車から送迎バスも運行しており、徒歩でも行けます。
 泉質は有馬温泉の金泉と同様で、ナトリウム・カルシウム‐塩化物強塩温泉で、浴用の適応症一覧にも冷え症等と記載されており、熱温効果に優れている血行に良い温泉です。
また、館内の案内板においてつぎのことが記載されています。
・大阪平野の温泉において、温泉成分総量は平均値に比べ約4倍あり、その中でもカリウムイオン64.4mg/1kg(別紙温泉分析表による。)はその平均値の12倍もあること。
・このカリウムは水に溶け込みにくに性質であること。
・普段の温泉は茶色ですが、浴槽へ噴き出す瞬間は透明で、空気に触れると温泉に含まれている鉄(Ⅱ)イオンが酸化され、水酸化鉄に変化した粒子になります。この水酸化鉄が溶けている液体は黄色~薄茶色のものとなり、時間がたつとこの粒子は大きくなり水中に分散させられるため、温泉の色は茶色くなること。

松原天然温泉HPから

上記の2点だけでも、ミネラルを多く含んだ個人的に貴重な温泉です。3点目の茶色の鉄分を含んだ温泉は特有の匂いもあり好きな点です。また車で30~40分程度で行けることもありがたい点です。

松原天然温泉「黄金湯」分析書

源泉かけ流しの温泉は外部の露天風呂で浸かれます。その外部全体の日差しを遮るパーゴラとシェードがかけられており,大型のTVモニターや椅子も10脚程度あり、夏でも快適に過ごせます。また浴槽にも色々な種類があり,高温と低温の浴槽,壺湯及び寝湯があります。内湯はかけ流しの温泉ではありませんが,1階は炭酸泉,電気風呂及びジェット泡がでる浴槽があります。2階はアロマと一般的サウナ,水風呂もあり、これらの施設は1階部分の上部にないため,1階の温泉は開放的です。また、館内着,タオル及びバスタオルを借り,温泉に浸かれ,館内着を着用し休憩コーナーにて漫画も読み放題で,レストラン,マッサージ及び喫茶コーナーについては別料金が必要ですが,一日過ごせるにもかかわらず料金が800円の低料金で、カジュアルな感覚で利用できる温泉であることが好きです。

 最後に、運営をされていた事業者が更新の契約が出来なかったため、令和5年9月30日をもって31年間の営業を終え、身近にある気軽に利用できる貴重な温泉が無くなることが残念です。

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 ※博物館の会員・賛助会員および学生は8,800円で受講できます。
 ※受講希望の方は、info@beppumuseum.jp にメールでお願いします。


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