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今回撮影した菅野さんのインタビューに以下のような話が出てくる。 50年前に降った雨が温泉になる。とてもロマンチックな話だ。気になったので少し調べてみた。 つまり、別府市の温泉は火山性で元々は雨や雪で、大分市の温泉は非火山性で元々は化石水らしい。このサイクルが約50年で循環しているから、別府温泉は50年前の雨。というわけだ。湯けむりが雨の日や雨上がりによく見えるのは温泉の前世が雨だから。そんなことを考えたりもする。 菅野さんはインタビューの時にこんなことも言っていた。「温
「湯治」とは、「とうじ」と読みます。 温泉で身体を治し、心の養生をすること、 心身の疲れや傷をじわじわと手離していくこと、 それが湯治です。 かつて武士たちは温泉で傷を癒し、 農民たちは骨休みのために温泉地に逗留し、 心身の疲れを癒してきた湯治文化がありました。 今では温泉は観光のひとつとなり、 温泉がそもそも心身の養生をしてくれていたことが、 忘れ去られようとしています。 しかし、温泉は、 雨が降り大地に染みこみ、ミネラルを受け取り、 地熱やマグマで温まり、地球の割