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小さな町、小さな組織で毎月イベントを開催し続けるために"やらない"と決めたこと。その結果、新たに生まれた関係性のこと。

こんにちは!オンラア未来会議の高橋です。

オンラア未来会議は千葉県・東庄町とうのしょうまちを拠点に、旧石出いしで小学校を活用したトゥーノーイシデショウを運営したり、空き家の利活用をしたり、一見無価値だと思われているものを価値化してみよう!地域をもっと楽しもう!と活動しています。

2018年から有志のメンバーで企て始め、一般社団法人化したり、トゥーノーイシデショウの運営をするようになったりしながら、いつの間にか活動開始から今年で5年!

最近「そろそろこれまでの活動をまとめたほうがいいかもね?」という話が出てきており、少しずつこれまでの取り組みを振り返りはじめています。

さてさて、そんなこんなで今回は、なんと9月でvol.21(!)を迎えた、毎月第2日曜日に開催しているフリーマーケット&ライブイベント"TO KNOW SHOWトゥーノーショウ"のはじまりと、これまでをまとめてみようと思います。

このイベント、一見するといわゆる「マルシェ」なのですが、これがめちゃくちゃおもしろい(自分たちで言う)というか、我々も始めたころは今のような場が成立するなんて想像していなかったんです。

運営マニュアルは無し。出店料や参加費などすべてフリー。有機的に人が集まって始まり、時間になればそれぞれが撤収して終わります。


そもそもTO KNOW SHOWとは?

TO KNOW SHOWは、毎月第2日曜日10:00~16:00にトゥーノーイシデショウ校庭にて開催している、フリーマーケット&フリーライブイベントです。

このイベントの特徴は、来場も「フリー」、出店も「フリー」、ステージパフォーマンスも「フリー」なこと!出店料・入場料は一切いただいていません。そのかわりと言ってはなんですが、始まる前の事前準備と、終了後の片付けも皆さんと行っています。

2023年4月からの年内スケジュール。
雨天・荒天の場合は校内で開催するので、めったに中止になりません

はじまりは2020年。コロナ禍真っただ中に開催したドライブスルーイベント

はじまりは2020年、新型コロナウイルスが猛威を奮い始めたころでした。メンバーかっちゃんの当時のFacebookが簡潔だったので、拝借。

メンバーかっちゃんの当時のFacebook投稿

そんなこんなで、地元の飲食店などを集め、車から降りずに楽しめるドライブスルーイベントを校庭で開催したのが2020年6月。この時に、校庭で行うイベントの名前を「TO KNOW SHOW」と名付けました。もちろん、町名の「とうのしょう」が由来です(もしかしたら知らない人も多いかも…?皆さん気づいてました…?!)。

かなりの行列になり、運営はてんやわんや…!
TBSさんにも取材いただきました!いつも見てるNスタに出れて嬉涙

当日は11店舗が参加し、1000人以上の人が来場。なんと全店舗売り切れ!
オンラア未来会議としては、皆さんに参加いただけるイベントを開催したのはこの時が初めてでしたが、たくさんの方に来場いただきました。

▼コロナ禍で同じようにドライブスルーイベントを開催したい人がいるかも…?!と、工夫した点などをまとめた動画も制作しました。

イベントいろいろ試してみた期

2020年6月のドライブスルーイベント"TO KNOW SHOW"を開催してから、いろいろなイベントをテストする日々が始まりました。

2020年10月には「買うのも売るのも参加自由なフリーマーケット」をテスト開催。その時のお知らせはこんなかんじでした。

開催時間や開催場所は今と変わらず。
旧石出小のことは当時"TO KNOW"と呼んでいました(今は"トゥーノーイシデショウ")

どんな方に来てもらえるかドキドキでしたが、
・コーヒーとシフォンケーキのお店
・クレープとタピオカのお店
・フリマ 6店舗
がオープンし、これに加えてレザークラフトのワークショップ、書道のワークショップも開催されました。

この時はまだライブの要素はなく「フリーマーケット」でした。よくよく思い出したら、なんたって、この時はまだ校庭の木の下ステージがなかった!(2020年10月にメンバーまっちゃんの尽力により完成)

レザークラフトのワークショップ

それから2020年11月には、ドライブスルーイベント"TO KNOW SHOW"のvol.2を開催。初回6月は1日限定のイベントでしたが、11月は3連休にあわせて3日間開催しました。

▼当時のレポートはこちら。今振り返っても「よくやったなぁ」と思います(苦笑)

それから、2021年1月成人の日に、成人の皆さん用の記念フォトスポットを設置したイベントを開催してみたり、1年ほどいろいろなテストを繰り返しながら、ついに2021年6月にいまとほぼ変わらぬ形でTO KNOW SHOW vol.0を開催しました。

「やってみたい!」と「やってみた!」を実現できる場に

TO KNOW SHOWは誰でも出店・出演可能なイベントとして開催することにしました。それはトゥーノーイシデショウのコンセプトに則り、「やってみたい!」が見つかって「やってみた!」が得られる場として、TO KNOW SHOWもあらゆる人がチャレンジできる機会になればいいなぁという想いからです。

この想いは今も変わらず、TO KNOW SHOW開催の軸になっています。イベント開催はひとつの手段であって、目的ではありません。

こうして2021年6月のvol.0から毎月第2日曜日に開催し、2023年9月でvol.21を迎えました。

なにか改善すべき点や懸念事項が出てきたときは、オンラア未来会議が毎週日曜夜に実施している定例会議で話し合い、改善に向けて動くということを繰り返しています。

サステナブルなイベント開催のために、やらないと決めたこと

毎月イベント開催していると話すと「毎月?!大変じゃないですか?」とよく驚かれます。ただ、きっと皆さんが想像されているほど大変ではありません。いや、正確には「大変にならないような運営方法でやっています」。

TO KNOW SHOWをどんな人でもチャレンジできる機会とするのなら、毎月決まったタイミングで開催した方が良いのでは?と考えた私たちは、どうすればTO KNOW SHOWをサステナブルに開催し続けられるかを模索しました。

オンラア未来会議はどのメンバーも本業を持ちながら「本気の片手間」で活動に取り組んでいます。そのため、選任スタッフがいないとできないことは難しく、持続性がありません。

そしてテスト期間からの学びもあり気づいたのは、いかに運営が手を動かさない方法をとるかが重要だということでした。私たちオンラア未来会議の役割はただひとつ、チャレンジできる場を用意すること。その上で"やらないこと"を決めました

初めて有料記事にトライしてみます…!「この先が気になる!」という方、「応援してみようかな」という方、ぜひサポートいただけますと幸いです。わりと赤裸々に、できるだけ細かく書いています。いただいたサポートは、TO KNOW SHOWをはじめ、オンラア 未来会議の活動に活用いたします。

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