それってあなたの意見ですよね?と言わせないデータ分析の説明方法
こんにちは、Arteryex CMOの小野澤です。今回はデータの見せ方・説明の仕方についてお話ししていきます。
データ分析業務は簡単なものではありません。しかも結構上流の人を前にしながら結果を話す場面も少なくはないはず。。
頑張ったのにも関わらず不毛な質問がきたり、うまく伝わらないということがあるかと思います。
真剣に聞き、自分の頭の中で整理しながら話を聞いてくれる人もいるでしょうが、日本のサラリーマンはそうでもない人が多い傾向。人がせっかくプレゼンしているのによくわからないところに突っ込んだり、、、
というのは置いておいて、データの見せ方・説明の仕方は皆さん悩むポイントだと思います。
そこで今回はそんな修羅場をたくさん通ってきた私から送るスムーズにデータを見せる方法をご紹介します。
全ての「データ」にまつわる人の助けになれば幸いです!
企画段階から関係者/キーマンを巻き込む
まず!ここは絶対やって欲しいのですが、突っ込んできそうな人やキーマンがいると思うので、その人を今回の分析にがっつり巻き込んでしまいましょう。
基本的にデータ分析が始まる時は、*仮説検証型であれば
ビジネス的な目標がある
その目標数値との乖離が出ている(+もーも)
乖離を埋める課題仮説や成長させるための仮説がある
などの要件が事前にあることが多いです。ここをしっかり確認しつつ、データ分析の目的を明確にしておきましょう。
その上でデータ分析の詳細要件定義を行います。最低限必要なのは以下の項目でしょうか。
データ分析の目的(さっきのやつ)
データ分析結果の仮説立て
データの前提(対象期間やユーザーなど)
今後のスケジュールとアウトプット
などなど。ここら辺をキーパーソンと握っておくことが重要です。タイプにもよりますが、いきなりデータ分析結果をお話ししたいですって伝えると身構えて余計にややこしくなる人が多いので、まずは前提のところを協力してもらいながら一緒にPJT進めてますよ感を感じてもらいましょう。
仮説検証型と探索型
後日記事にしようと思いますが、データ分析には大きく2種類あります。
なんとなく頭に入れておくといいでしょう。
伝え方を工夫する
で、ここからが伝える時の要注意点です。
重要なのはファクトと意見を明確に分けるということとうまく質問を使うというところですかね。
目的や前提条件を丁寧に伝える
データ分析などを進めているとありがちなのが、説明当日に目的や前提条件を忘れてしまいせっかく説明したのに誰も理解してくれない現象。
もちろんこっちは死ぬほどデータ見て要件定義もしているので目的や前提条件などは身に染みているのですが、ここでプレゼンをする対象はおそらくそんなこともないはず。
+そもそもご意見版は自分ごととして捉えてないことが多いです
そこでポイントになってくるのが
要件定義の部分をわかりやすく伝える
データの欠損や偏りがある場合はその旨を伝える
などの前情報の提供。ここで決まると言っても過言ではないでしょう!
ファクトを伝える
さて、ここからデータ分析結果を。。。
の前にまずはファクトを伝えておきましょう。ここに自分の意見は0で大丈夫。
仮説→結果
仮説→結果
仮説→結果
とファクトを淡々と説明する。もちろんこの前にデータ分析として出した各データのまとめ数値を必要に応じて説明するといいでしょう。
などなど。いずれにせよ意見は不要!あくまで事実を伝えましょう。
*話している途中で質問を容赦なく投げてくる迷惑な人対策をするなら事前にまずは調べた数値を共有します。その後質問などがあればお話伺います的なことを言っておくといいでしょう!
示唆を出しながら、論点としてキーマンに質問を振る
でここからです。問題なのは。
ここから自分の意見を出していくところになってくると思うのですが、うまく質問を使うのが乗り切るポイント。
キーマンとなる人や要件定義に参加してくれた人にあらかじめ根回ししておいて、ここでこういう意見を出すのでどう思うか振るのでコメントいただけますか?など。
あとは、私は今後XXを行うのであればYYが良いという意見をこのデータを見て思いました。なぜならOOだからです。ちなみに『CxOさんはYYという観点からどうお考えになるかご意見いただけますでしょうか?』など、キーマンに回答の立場を与えることで、うまく会議を進める方法もあります。
使ってみてね!
まとめ
ということで今回はデータの見せ方・説明の仕方についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
要件定義からキーマンを巻き込む
ファクトのみを伝える時間と意見を伝える時間を分ける
質問をうまく使う
要件定義からキーマンを巻き込むのは割と高難易度な方もいると思うのでまずは後者2つについて実践してみてください。
データ分析結果の報告のみならず使える技かと思いますよ!
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