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BizDevについて考える

みなさん、初めまして。
ぽちぽちTwitterではつぶやいていましたが、やっぱり文字数少ないので、Noteででも発信をしてみたいと思いました。最初は自己紹介を兼ねて、最近、この界隈で見かける「BizDev」について書いてみます。

私自身は、そのキャリアの多くをIBMという外資ITベンダーで過ごしています。平成の世と同時に入社した時にはメインフレームという「ハードウェア」中心のビジネスモデルの会社でした。当時の職種はざっくり「システムズエンジニア」、「保守技術員」と「営業」だけだったように記憶してます。

が、入社直後にハードウェア中心のビジネスモデルは、新入社員もびっくりするスピードで崩壊を始めます。冷徹な既存事業整理の一方で、サービスビジネスへの比重が増加していきます。

そのような中、「Business Development」という新たなプロフェッショナル職位がこの会社にできたのは、2000年ぐらいだったと記憶してますが、私はその一期生です。なのでTwitterとかに「BizDev募集!」とか見ると、BizDevも日本でも世の中に認められたのね。。みたいに思っちゃうのですよね。(なので、これを書く気になった)

が、当時は初めて聞くコトバ。その役割と期待に「全くイメージが持てない」。実際「これをやる」というものもぼんやりしていて、期待=「とにかく将来大きくなる仕事を作って契約取ってこい」。役割=「技術もプロジェクトも営業も全部1人でやってきっかけ作ってこい」って感覚だったように記憶があります。

さらにややこしいのは、東海岸のこの会社のHeadquarterには、Business Developmentという名前の相当立派で、秘密めいた怪しい部署があったのですが、どうも中身はM&A専門チームだったりする。自分がやってることと全然違うじゃん?
このGAPは当時どうにも埋まらず、不思議に思っていたものです。
あと海外企業で「BizDev」を名乗ってる人って大抵「怪しい」人が多かった。
最初、良いこと事いってけど、あれ?気づいたらいなくなってるみたいな。。

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それから時も流れると、「BizDev」=読んで字のごとく「事業を開発する人、創る人」で単純に、自然にハラに落ちるようになりました(笑)。
こんな普通のこと、当時「感じられなかった」んだろ。ミクロ目線だった会社の歯車君だった当時の自分では理解できなかったんだな。
あと、力のある企業にとって、「新規事業立ち上げ」のテクニックとして「M&Aで時間と知識を買う」は定石なので、BizDev=M&Aってなるのも自然ですわね。全く持ってフツーの話ですんなり理解できる。

BizDevする=新たな事業ラインを開発する=創っていくこと。もちろん目線の上下、タマの大小はあるけど、今、自分たちの手元にないものを開発していくことに変わりはない。そのためには幅広い知識、経験、ネットワークが必要。今の時代だとシステムやプロジェクトの知識も必須。これは1つのプロフェッショナルとして確立しうるものと確信してる。

そんな私も、今は「スタートアップみたいな銀行」で経営企画をやらせていただいてますが、今の自分のフォーカスはお客様の期待に応えられるように「事業領域を増やしていくこと」です。
なんのかんので銀行とは「総合力」で評価される「装置産業」です。
後発の我々は「装置産業力をテクノロジーでカバー」し、「総合力は、お客様の期待に応えられるNo.1事業領域を地道に増やす」とハラを括ってやってます。

そんな考えから、私の部署名は「経営企画」でしたが、昨年「企画・事業開発」に変えました。
自分として、とっても思い入れのある「事業開発=BizDev」を入れたのは、こんな想いとストーリーからなのです。

「未来の銀行」「No.1 テックバンク」作るぞ!というBizDev志向の皆様。よかったら渋谷で一緒にチャレンジしませんか?
(自己紹介のつもりで書き始めたら、結果、BizDevの仲間募集になってしまった。すみません。ご容赦ください)

https://gmo-aozora.com/recruit/

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