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ソクラテスから朝食を誘われたけど行きたくない

◯題名
ソクラテスと朝食を 日常生活を哲学する

◯課題の提示・共感
過去の有名な哲学者たちの話を朝食を交えながら聞いてみたくありませんか?朝からこんな話しは聞きたくない。というものばかりですが、こういう考え方もあるのか。とあたらしい発見があります。

◯本から得られるもの

・考え抜く力

・発想の転換

・気づき

◯著者のプロフィール

ロバート・ロウランド・スミス
成績優秀な学生に与えられる特別奨学金を受け10年間オックスフォード大学で学究生活を送った後、経営コンサルタントとして10年以上実績を積んできた。

◯書籍の概要
哲学エッセイ。朝陽と心地よい風、木漏れ日のしたでとる朝食とソクラテス。そんなソクラテスが朝食の席にいたらどうだろうか?間違いなくうるさい。そして追い払いたくなる。でもあなたが偉人たちが考え抜く力を使うことで発見した力を少しでも知りたいのであれば、耳を傾けるのも悪くないかもしれない。

そもそもソクラテスだけでうるさいのに、彼はデカルト、カント、マルクス、ニーチェ、モンテーニュなど36人ほどの偉人を召喚する。召喚された者たちは目覚めた時、身支度をしている時、通勤するときなどさまざまなシチュエーションで語りかけてくる。

実際に自分がこんな状況だったらと思うとパニックになるかもしれないが、こういう考え方もあるのか。と思うことも出てくる。

過去に体験したモヤモヤをなるほどと払拭する場面も何箇所もあった。

共感した部分

・本を読む(引用)
本はオーケストラの楽譜に似ている。読者であるあなたは、そのままでは音のない楽譜から音を引き出す指揮者だ。ー中略ーあなたが読んでいる本は、あなたがあなたの限界と同じだけ、限界があるということだ。つまり本は、他でもない、あなたの頭脳なのだから、あなたが得る意味というのはあなた自身の意味だということになる。ー中略ーあなたにとって意味のある世界を創造した。

この部分で本を読むことに無駄はなくあらゆる本を読むことで世界を広げていけることを確信できた。

◯総括

ソクラテスはうるさい。正直そんなに質問攻めにしてたら友達はいなくなる。それでも疑問を持つことの大切さ。人に頼らず自分から考えるという力をつけるためには仕方のないことだと思った。

一つの話をとっても納得できる”心地よさ”すら覚える1冊でした。


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