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今年は“124年ぶり”2月3日の立春♪ 節分は2月2日、豆の準備はお忘れなく!

毎日寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
まだまだ「冬」⛄という寒い日々ですが、もういくつ寝ると暦の上では「立春」を迎え、春がスタートします🎵

「立春は、春がはじまる記念の日、そして旧暦では1年がはじまる「お正月」に該当するような重要な日でした。
今でも中国をはじめアジアの国々では、立春の日を「旧正月」として盛大に祝います。


社頭でも節分を前に「福豆」の授与が始まっています…!

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◆124年ぶり、2月3日の「立春」

そして今年の「立春は例年より1日早い2月3日
それに合わせて、明治30年以来『124年ぶり』に2月2日が節分の日になります。

立春

現代の日本では、「立春」の日は国立天文台の観測によって規定されています。それによると、2021年の立春の瞬間は『2月3日の23時59分』なのだそう。

こちらが、あと1分遅ければ例年通り2月4日だったと考えると、なんだか今年の立春は特別感がありますね…!✨

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◆「豆まき」で災厄を払う

そして「立春」といえば「節分」がセットですね。
「節分」は春夏秋冬を分ける季節の節目であり、日本独特の雑節のひとつ。立春・立夏・立秋・立冬と、それぞれの季節の最終日が「節分」の日になります。

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中でも1年のはじめと考えられていた立春は最も重要で、その前日である節分はいうならば「旧暦の大晦日」

大晦日には、綺麗さっぱり災いを落として新年を迎える「年越の大祓」が行われますね!
節分の日には同じように、立春を前に鬼を豆で打って追い払う「豆まき」などの追儺神事が行われます。

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今年は感染症の影響で、例年通り皆さまにご参加いただく形での「豆まき」は叶いませんが、「節分祭」並びに「追儺式」は規模を縮小し、氏子の代表にて斎行致します。

その昔、季節の境目である節分の日には鬼などの邪気が出現しやすいと考えられていました。そんな鬼に対し、「魔滅(まめ)」にも通じる穀物である大豆をぶつけて追い払い、福を呼び込もうとする行事が「豆まき」です。

災いを象徴する鬼を豆で打って追い払い、大きな声で福を呼び込むので、視覚的にも行動的にも分かりやすい行事ですね🎵


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2月は、豆まき神事がモチーフの「立春」特別御朱印も授与されます。


2月3日の節分では、大晦日に「年越の大祓」を行うのと同じく、季節の境目である節分の日には「災いを祓い清めて新しい季節をいただく」と考えます。

例年の豆まきの様子はこちら…!今年は感染症の影響で、皆さまにご参加いただく形での「豆まき」は叶いませんが、規模を縮小し、氏子の代表にて斎行致します。



◆節分の不思議

それにしても、何故大豆が豆まきの穀物に採用されたのでしょうか? 

実は、大豆は穀霊が宿るとされる五穀(米・麦・豆・ひえ・粟)のひとつで、古くから神事に使われる「神聖な穀物」でした。五穀に宿った穀霊は、悪いものを払ってくれるといわれています!

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節分では、豆をまいて鬼を払うだけではなく、歳の数だけ食べて(地域によっては歳の数+1のところも)「福」を体に取り入れ翌年の健康を祈ります。

そして今祓いたい災いといえば、やはり猛威を振るう新型感染症。
2020年は世界的な感染症の流行で大変な年でしたが、流行から1年、徐々にワクチンの接種もはじまっている国もあります。

いつの日か、春は必ず訪れます。災いに通じる鬼を「豆=魔滅(まめ)」で一掃して、福を呼び込みたいものです!

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ちなみに、払う鬼の色にはそれぞれ意味があると言われています。
意識して払ってみてはいかがでしょうか。


実りのある一年にするべく、豆を撒いて実りある春を呼び込みましょう!


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