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迫る2021年。 お守り、いつ替える?

早いもので本年もあとわずか。2021年の足音が近づいて参りました。
新年を迎える準備はお済みでしょうか?

1年間守っていただいたお札やお守りを、12月中旬から正月にかけての大掃除の時期で新しいものに替える方も多いでしょう。

そもそも、お札やお守りなどの授与品は、どのくらいの頻度で交換するべきなのでしょうか?


授与品ってどのタイミングでかえるもの?

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お札やお守りも「年のもの」といわれ、十分なご利益が得られるのは1年とされています。

授与品や神縁品は、神様の御霊や御力が遷されたもの。物理的な汚れも「穢れ(けがれ)」に通じ、経年によっても穢れが蓄積してお力が弱まるので、常に清潔・清浄を心がけ、感謝の心を持って扱うことが大切です。

お受けになられてから1年間という形で時間を設定しても良いですが、年が改まるタイミングで更新することで自身も立ち止まり振り返る節目となります。

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というわけで、12月中からお正月にかけては、お札やお守りを替えるタイミングとしてバッチリなのです!✨

そうして1年間自分を守ってくれたお札やお守りは、感謝を込めて神社の「古札納め所」に納めましょう。

願い事が叶った際には再度参拝する「お礼参り」をして神様に報告と感謝をすることもお忘れなく👏
神様もきっと、あなたが報告してくれることを楽しみに待っているはずです😊


お正月を迎える準備は今年中に

お正月飾りの鏡餅も、実は正月を迎えてからではなく12月中からお供えするもの。
以前の記事でもお話に出てきた「正月事始め」の日である12月13日から、掃除やお清め、諸々の迎春準備を始め・・・

正月飾りや神札の取り換えは、縁起を担いで29日(二重苦)を避けたり、一夜飾りになる31日を避けるなどなど、色々な考え方がありますが、年の瀬はバタバタとしがちなもの。
神棚のお札等は28日頃までに替えていただいて、余裕を持った年末をお過ごしいただくことをお勧めします🙂

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昔は鏡餅のため、多くの家で餅つきをするなどしてお正月の準備を一家総出で行いました。この時期に各地の神社で餅つき大会が行われるのも、お正月準備のためです。

お掃除をしたり、飾りつけをしたり、神札を変えたり、縁起を担いだりと、一年を気持ちよく締めくくり、清々しく正月を迎えるということは、古来から一大イベントだったのです。

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このように、日本人は節目節目に区切りを付けて、1年というサイクルを大切に文化や信仰を育んできました。

昔から続いていることを見聞きすると、昔の人たちの暮らしの美学や生き方の哲学みたいなものが垣間見れて、日本人の大事にしてきた知恵や豊かな心の在り方を学ぶことができる気がしますね😊

準備を整えて一年を無事に納め、清々しく新しい年を迎えましょう!

miko1月



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