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「端午の節句」特別御朱印のお知らせ

風薫る爽やかな季節となりました…🍃

清々しい陽気の中、来る5月の第三週末には当社の大祭が執り行われます。一年に一度の大きな祭りの機会。大切なのは深く真摯に向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。

今年の大型連休も例年通り…とはいかず、なにかとお疲れの方も多いと思います。
時節柄、日々変化する社会情勢を踏まえながら、決してご無理の無い適切なご判断を頂き、万全の体調にてご参拝を頂ければ幸いです。

こういった世情の中で、神社としての本意を伝えるものとして「遥拝」特別御朱印を昨年の5月より授与しております。
下部にもコラムもご用意しましたので、ご覧いただければ幸いです。

さて、今月の特別御朱印では「こどもの日」にちなみ、神社の御祭神たちがダイナミックな水辺のレジャー(!?)を楽しんでいます🎏

特別リーフレットでは"門を潜り抜け、鯉は飛竜に成る"『登龍門伝説』について解説しております! 是非合わせてご覧ください😊

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【感染症にかかる諸対応について】
感染症の拡大防止、混雑緩和に向け、全ての御朱印を [ 書き置き(紙)のみの頒布 ] とさせて頂いておりましたが、一部、御朱印帳への記帳を再開しております。郵送対応は行なっておりません。
皆さまに安心してお参り頂けるよう、不特定多数の方が触れる本殿前の鈴緒、手水舎の柄杓は一時的に撤去させて頂いております。 また、除菌液を授与所横に設置しておりますので、ご自由にご利用ください。

検温やマスク、小まめな消毒、思いやりの距離でのご協力をお願いすると共に、日々変化する社会情勢を踏まえながら、決してご無理の無い適切なご判断を頂き、万全の体調にてご参拝を頂ければ幸いです。



◆5月「端午の節句」特別御朱印

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初穂料 700円 (5月1日~末日までの授与)
※帳面に直接押印させて頂きます。(書き置きも有)

5月の特別御朱印のテーマは「端午の節句」

現在「こどもの日」として祝われている5月5日は、五節句の「端午の節句」にあたります。

「端午の節句」では、鯉のぼりや五月人形などを飾り、ちまきや柏餅などでお祝いし、菖蒲やヨモギで身を清めて子供の健やかな成長と家の繁栄を祈ります。

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今回の御朱印のモチーフとなる登龍門というのは、立身出世や成功のための険しい関門。「急流を登りきることができた鯉は飛龍に成る」とされる伝説に由来しています。

5月の晴れやかな空の下、ダイナミックに流れ落ちる滝を、鯉に乗って皆で昇っていきます!

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そして、その様子を上空から見守る龍は王者、すなわち「人徳を兼ね備えた立派な人」を指します。

端午の節句につきものの鯉のぼりには、“人生の厳しい試練も乗り越えて立派な人になって欲しい”というあたたかな想いが込められていたんですね🎏

詳細な特集記事もございますので、是非ご覧ください。

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◆「遥拝(ようはい)」特別御朱印

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初穂料 500円 (紙でのお渡しのみ)
※昨年5月より「遥拝(ようはい)」の認知・奨励を期して、授与を行っております。感染症終息まで授与予定です。

昨年の5月より、神社の本義を表すものとして、こちらの「遥拝」特別御朱印を授与しております。
「遥拝」とは遠く離れた所から神に祈りを捧げることをいいます。
直接お参りが難しい場合、遠く離れた場所から神社の方向を向いて祈りを捧げることは、古くから様々な形で行われてきました。

御祭神の小野篁(たかむら)公や御配神の菅原道真公、そして神社の神使たちも胸に手を当て、静かに祈りを捧げています。

御朱印は“神様とのご縁”をつなぐもの。毎月心の拠り所としてお参り頂いている皆さまと、「離れていても『想うこと』、そして『祈ること』で神様との繋がりをお持ちいただくこと」をテーマに奉製をいたしました。

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まだまだ続くものと言われているこの感染症との戦いの中で、これからも様々な環境の変化があろうかと思いますが、毎月かかさず行ってきた月参りができないことに、残念な気持ちや、不安な気持ちをお持ちの方も多くいらっしゃることと存じます。

参拝が難しい時は、神棚を通して、あるいは御守りなどの授与品を通してという形でもよろしいかと存じます。
大切なのは深く真摯に向き合い、清らかな気持ちに立ち返ること。『遥拝』という形で、神様へと“こころ”を馳せ、手を合わせる時間をお持ちください。

このような状況下こそ、心を静めて手を合わせる時間を大切にしていただき、ご健勝にて心豊かな日々をお過ごしいただきますこと、心よりお祈りを申し上げます。


◆5月の月参りの御朱印

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初穂料 手描き1,000円 複写500円(5月1日〜末日迄の授与)
※手描き複写共に書置きのみの授与。
 手描きは限定数のご用意、画像は複写のものとなります。

今月の特別御朱印は季節の花「アヤメ」をモチーフに日本画の手法で描きました。

アヤメとショウブとは別の植物ですが、いずれも同じ漢字「菖蒲」を持ちます。
花の形がよく似た二つの植物ですが、実はショウブは湿地、アヤメは日当たりのよい草地と、生える場所で見分けることができるんですよ♪


◆元の自分に立ち返る場所

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神社は、神様がお住まいになる場所であり、境内は清浄に保たれた御神域です。御神前でのお祈りの前には、いくつもの鳥居や狛犬、注連縄(しめなわ)といった結界を超え、手水を取り、体の内側、外側を清めます。

神社は、祈りの場所であり、清まった(気良[きよ]まった)状態で、神様と誠心誠意、相対し、自分の“こころ”と向き合うことで、元のフラットな自分に立ち返る場所でもあります。

「祈り」は、神様に祈願や感謝を申し上げる行動を通して多くの気付きをもたらし、心豊かな生き方を示す道ともなります。

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近年はマンション住まいの方が増えることで土地との結びつきが薄くなり、多くの家庭で神棚が姿を消し、生活の中の「祈りの時間」を持つことが難しい時代となりました。

不要不急という言葉が飛び交う世情ではございますが、心身共に健やかに、そして穏やかな心で日々を過ごすことの重要性は以前にも増しているようにも思えます。

1日の中で、1分でも3分でも“心を静めて手を合わせる時間”をお持ち頂き、自分のこころの声に耳を傾けながら、一日一日を元気に、心豊かにお過ごしを頂きますように。

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当社へお参りが難しい時も、どうか人気を避ける配慮の上で地元の氏神様にお参りください。

一日も早くこの不安の連鎖が解消され、笑顔でお会いすることができますこと、心よりお祈りしております。



◆情報を通じてご参拝をより豊かな体験に

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御朱印をお受けいただいた方に、特別なリーフレットを無料でお分かちしております。
十分な数を用意しておりますが、数に限りがありますことご了承ください。

今月は端午の節句、大祭についてなどのたくさんのコラムを掲載しております。是非ご一読ください😊



◆小野篁公とめぐる季節の旅

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神社は「神様」と「自然」と「人」が交わる場所。小野篁公と巡る四季の旅を通じて親しくお参りをいただき、日々の中で四季の彩りを感じて頂ければ幸いです。

御参拝が難しい方も、身近な日常の中で神社や四季を感じられる一助となればと月替わりの二種類の御朱印に加え、毎月2種類の「待ち受け壁紙」をご用意しております。


御祭神と巡る四季の旅を通じて、親しくお参りをいただき、心身ともに健やかにお過ごしいただきますよう心よりお祈りを申し上げます。


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◆小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)

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東京の下町 入谷にある学問・芸能・仕事の神様をお祀りする神社です。
御祭神は、平安時代有数のマルチアーティストである 小野篁(たかむら)公。文鳥を愛する絵画の神様で、百人一首にも登場したり朝は朝廷に夜は冥界に出勤される多動な神様です。852年⛩創建 、境内には重要文化財の富士塚も🗻





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