W07-2024 | 銭湯めざして極楽寺から大船へ
2024年2月11日 - 2月17日。
駅の掲示をぼんやり眺めていたら、鎌倉市内の四つの銭湯を巡るスタンプラリーが開催されていることに気がついた。風呂は好きだしスーパー銭湯は月に一・二度のペースでは行っているが、ふと最後に銭湯に行ったのはいつのことだろうと考えると思い出せない。
行ったことのない銭湯もラインナップされていることだし、これをきっかけに巡ってみるのも良い気がする、そうしよう。と思ったのがつい一週間前。
早速足を伸ばしてみたのは、大船仲通り商店街を抜けた場所にある、駅から比較的近い好立地にある「ひばり湯」さん。
ここは何度か行ったことがありそこそこ勝手が分かっている。とたかを括ったものの、大船駅に到着したところでスーパー銭湯に甘やかされている奴がやらかしがちな失敗第一位、シャンプー・ボディーソープ・ゴシゴシタオルの銭湯グッズ一式を忘れる、という凡ミスを犯したことに気づき近くの無印良品に駆け込んだ。
ドラッグストアは意外にも旅行用の小さな携帯サイズの取り扱いは少なかったりするので、こういう時に無印良品は本当に重宝する。
ひばり湯はこぢんまりとしつつも、サウナ(要追加料金)・外気浴エリアに加え簡易岩盤浴もありばっちり整うことができる。なにより、温泉ではないものの湯船は温度良し・強めの電気風呂や寝湯もありで文句なしに気持ちよく、スーパー銭湯のような充実した設備を求めなければ、銭湯の雰囲気も風情があっていいものだよなとしみじみと再認識した。
仕事帰りに大船駅で寄り道することも多いし、これを機にバッグには常に銭湯セットを忍ばせておくことにする。
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別日には、同じ大船にあるもう一つの銭湯を目指して極楽寺〜北鎌倉〜大船間を散歩がてらテクテクと歩くことにした。極楽寺から北鎌倉の間は、ちょうど以下にあるコースを逆になぞるものだ。
天気が良く地面が乾いていてコンディションの良い日だったので、普段着かつ、いつものスニーカー(アディダス サンバ)で。
梅だけでなく早くも桜も咲き始め、春の訪れが近いことを実感。
真冬の寒さを越えた(と思う)いまは、日陰は肌寒さを感じるものの木漏れ日の射し込む場所は暖かく、起伏ある道を上下しているとじんわり汗ばんでくる。
山歩きから北鎌倉に抜けたあとは、大船に向けて住宅地をのんびりと。
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そうしてこのスタンプラリーの二湯目に選んだのは「野田の湯」さん。山歩き後、大船に到着してミスドでドーナツを二つ胃に掻き込んでからモノレールで一駅。入浴前に血糖値を上げて湯に真剣に向き合う… というよりただ腹が減っただけ。
やや都会的なひばり湯に比べ、野田の湯はまさに町の銭湯という雰囲気。電気・ジェット・バイブラ・熱湯の王道の取り揃え。熱湯はスーパー銭湯ではまず見かけないが、火傷するのでは(苦笑)というギリギリの痺れる熱さは一度は体験して欲しいもの。
また休憩スペースの冷蔵庫には、ひばり湯には無かった瓶入りの牛乳・コーヒー牛乳・フルーツ牛乳が揃っており、入浴後の醍醐味としてこれらは外せないと思っている自分にとっては入浴時と同等の至福といっていい時間を過ごせた。ぽかぽかで汗を垂らしながら飲む牛乳の美味さはDMAに刷り込まれてしまっている。
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