Photo by def_light 【詩】 ある夕暮れの風景 17 小野少吾 2024年6月7日 19:27 ヘラで返したクリームみたいな雲があわくあかく染まる遠くまで引きのばされてはしっこの山の影と溶けあう五階の踊り場から見はらす町は夕方の薄闇に浸かりはじめてあの鮮やかなオレンジの壁もやさしいモノトーンの夢をみる浅い川面とコンクリの土手はやらかい金属のようなしっとりとした手触りでゆっくり消灯するように声もなく暮れていく町よこの静かなくるおしさは何だろう ダウンロード copy #詩 #現代詩 #自由詩 17 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート